2017 Fiscal Year Research-status Report
腫瘍内環境におけるマクロファージを介した新規治療法の開発に向けた基礎的研究
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17K15633
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
石橋 佳 旭川医科大学, 医学部, 助教 (80646076)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | マクロファージ / CD47 / STING ligand |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト悪性腫瘍株に対して抗CD47抗体を用いてCD47分子を阻害し,in vitroで誘導したM1およびM2マクロファージを反応させたところ,CD47を阻害しない場合より貪食能が上がることがフローサイトメトリーにより確認された. マウス腫瘍株を用いた担癌マウスモデルにおいて,STING ligandの腫瘍内投与によってマクロファージの遊走を確認した.CD47抗体阻害による貪食能が亢進する像がみられたが,現在data蓄積中である. 腫瘍浸潤リンパ球の抗CD47抗体投与による影響の測定は現在進行中である.したがって,その先にあるSTING ligand+抗CD47抗体併用による抗原特異的T細胞の反応性の評価は今後検証していく予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マウス腫瘍株を用いた担癌マウスモデルの構築に時間を要し,マクロファージのCD47阻害による影響の評価が計画ほど順調に進まなかったためと考えられる.
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Strategy for Future Research Activity |
計画よりやや遅れているが,実験は概ね計画書通りの手順で進んでおり,このまま計画を推進していく.ただ,後れを取り戻すために,一部並列して実験を進めることも計画中である.
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Causes of Carryover |
計画が遅れたため,次年度へ計画を修正したことによる.
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