2018 Fiscal Year Annual Research Report
Molecular mechanisms regulating type I interferon induction in plasmacytoid dendritic cells
Project/Area Number |
17K15665
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
財賀 大行 香川大学, 医学部, 助教 (40752499)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 形質細胞様樹状細胞 / インターフェロン |
Outline of Annual Research Achievements |
形質細胞様樹状細胞(plasmacytoid dendritic cells; pDC)のI型インターフェロン産生を抑制するメカニズムおよび抑制に関与する分子HS01の解析を行った。 ①HS01 mRNAの発現:骨髄から分化させたpDCをさまざまなTLRリガンドで刺激し経時的にmRNAの発現を解析した。脾臓由来のpDC同様に、HS01はTLR7やTLR9刺激によって発現が減少した。 ②HS01のTLR刺激による分解:これまでにHS01がTLR刺激によってタンパク質分解されることが報告されていたことから、実際に分解されるのかを確認した。骨髄から分化させた樹状細胞をTLR7またはTLR9リガンドで刺激し、ウエスタンブロットによってHS01の分解を解析した。その結果、HS01は早い時間で分解されること、また阻害剤を使った実験でその分解がプロテアソーム系の分解システムによって分解されていることが明らかになった。 ③HS01欠損マウス作製:生体内でのHS01の役割を解析するためにCRISPR/Cas9法を用いて欠損マウスの作製を試みた。しかしながら、HS01欠損マウスは胎生致死のため解析に用いることは困難であった。
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Research Products
(1 results)