2021 Fiscal Year Research-status Report
病原酵母が行うマイトファジーの宿主貪食細胞内生存における役割
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17K15696
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Research Institution | National Institute of Infectious Diseases |
Principal Investigator |
名木 稔 国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, 室長 (60711687)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | マイトファジー / Candida glabrata / 病原性 / 酵母 / ミトコンドリア / 貪食細胞 / オートファジー / 病原真菌 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度から今年度にかけては、貪食細胞内でのマイトファジー活性を測定するため、GFPを付加したミトコンドリア局在型ジヒドロ葉酸レダクターゼ(mtDHFR-GFP)を高発現したC. glabrata株を好中球に貪食させ、被貪食状態での菌のミトコンドリア分解活性を抗GFP抗体を用いたウエスタンブロットでの測定を試みた。ミトコンドリア分解が強く促進していると考えられる結果が得られたものの、マイトファジー欠損株でも同様の結果となり、マイトファジーとは関係のないミトコンドリアの分解と考えられた。好中球貪食後のサンプル調整時の非特異的なタンパク分解が原因と考えられたため、サンプル調整の条件検討として、プロテアーゼ阻害剤の検討、液体窒素冷却条件での破砕等を行い、検出感度を高めるために抗GFP抗体磁気ビーズによる免疫沈降を行ったあとにウエスタンブロットを実施する等の検討も同時に行った。しかしながら非特異的なミトコンドリアの分解を抑えるには至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度予定していた実験の一部が未実施であるため、研究期間を1年間延長した。
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Strategy for Future Research Activity |
貪食細胞内でのミトコンドリア機能維持におけるマイトファジーの役割の解明に関する実験が一部未実施であるため、来年度に行う予定である。
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Causes of Carryover |
今年度予定していた実験の一部が未実施であるため、研究期間を1年間延長した。
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Research Products
(6 results)