2018 Fiscal Year Annual Research Report
Patient individualized radiotherapy based on dual-energy computed tomography
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17K15816
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Research Institution | Osaka International Cancer Institute |
Principal Investigator |
大平 新吾 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 放射線腫瘍科技師 (50792694)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | dual energy CT / 医学物理 / 放射線治療 / 高精度 / 個別化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はDual-energy computed tomography (DECT) によって測定した患者個々の臓器機能情報に基づいた個別化高精度放射線治療への導入を目指す。 DECTを用いた四次元撮像法の開発に成功した。この方法によって、患者個別の呼吸性移動量・腫瘍位置・腫瘍径を正確に明らかに把握することができた。さらに、膵腫瘍は正常膵実質に比べ、DECTで定量評価したヨードの取り込みが低いことを明らかにし、この情報をデータベース化した。ヨードの取り込み量が低いことは腫瘍への血流が少ないことを意味する。これらの情報をもとに、強度変調放射線治療(VMAT)によって、腫瘍の中心に線量を集中させる技法を臨床応用した。 食道・進行期肺癌は腫瘍の進展度によって、予防照射領域が設定され、照射範囲が広範囲に及ぶことが少なくない。広範囲の肺に放射線が照射されると、放射線肺炎を引き起こし、治療の中断を余儀なくされたり、重篤な副作用を引き起こすことがある。DECTの臨床応用として、食道・進行期肺癌に対して、正常肺を極限まで温存する、Functional Hybrid-VMAT の開発および本格臨床導入を行った。さらに、放射線治療計画装置によって、肺への線量を低減させることができる度合いに違いがあることを明らかにした。
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