2017 Fiscal Year Research-status Report
産後うつ病スクリーニング後のインターネット認知行動療法:無作為化比較試験
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17K15848
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
馬場 俊明 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (20781016)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 行動活性化 / ウェブアプリ / 産後うつ病 / 経済評価 / 費用効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、主に行動活性化スマートフォンウェブアプリ開発を行った。 ・博士課程の学生1名、修士課程の学生1名が協力者となり、チームでの活動を開始した。・英国の研究者と調整を行い、コンテンツの翻訳・使用許可を得ることができた。・虐待関連行動および虐待リスク尺度の系統レビューを行い、RCTで測定するアウトカム指標を検討した。・介入期間、フィードバック回数、包含基準、除外基準等プロトコルの詳細の検討を行った。・シンガポール大学の研究者からアプリ開発や機能に関する助言を得た。・平成29年12月18から22日の5日間、エクセター大学から講師を招き、行動活性化アプリの運用に必要となるセラピストの養成を行った。代表者1名、研究協力者1名が行動活性化のセラピストとして認定を受け、ほか数名が一定のトレーニングを受けることができた。・アプリ開発業者の選定、見積もり、委託契約を行った。アプリの機能(マニュアル、フィードバック機能、質問機能、リマインダー機能、緊急時の対応、将来の拡張性、操作性、保存方法等ユーザビリティー、データの収集・管理方法、ランダム化の方法、盲検化の方法、その他セキュリティー・サーバーの詳細についても交渉を行った。・英国で作成された行動活性化のコンテンツを日本語化し、一部内容を日本に合わせて現地化した。・アプリは一通り完成したが、引き続き検証と修正を行っている。・倫理申請の手続き中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
アプリ開発に予想したよりも時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
早期にアプリ修正を完了し、パイロット、リクルートおよびRCTを実施する。
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Causes of Carryover |
(理由) アプリ開発の遅れによりランダム化比較試験のリクルート開始時期の遅れ、謝金などがまだ発生していない。 (使用計画) 主にRCTにおける郵送費と謝金に使用する。予定よりリクルート開始が遅れたため、計画よりもH30年度に多くの郵送費と謝金がかかる予定である。
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Research Products
(1 results)