2018 Fiscal Year Research-status Report
産後うつ病スクリーニング後のインターネット認知行動療法:無作為化比較試験
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17K15848
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
馬場 俊明 東京医科大学, 医学部, 兼任助教 (20781016)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 産後うつ病 / 行動活性化 / mHealth / ウェブアプリ / 費用効果分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
アプリ開発会社と毎週打ち合せを行いながらアプリ開発を継続し、以下の成果を得た。 1.機能の追加を行った(2種類の管理者アカウント(セラピストとアシスタント)によるログイン機能、日記機能、質問の受け付けと回答機能、ワークに対するコメント送信機能、オンライン研究参加承諾、連絡先を含む登録情報と様々な心理測定スケールや関連要因を含む調査項目を入力しデータを収集する機能、調査未回答者へのリマインド機能、毎週のメッセージ自動送信機能)。 2.ワークの教示文が紙の教材向けだったものをウェブアプリに対応する形で書き直し、なるべく選択するだけで入力できるようにするなどスマートフォンで入力しやすい方法に改善した。 3.用語の統一と、翻訳文の読みやすさの改善、アイコンサイズや色の調整、イラストの作成依頼とアプリ内での配置を行った。 また、当初計画では、自治体の母子保健担当保健師が産後に母を訪問する際にリクルートを依頼する予定だったが、自治体から研究への参加承諾が得られず、病院に研究参加を打診することとした。結果、2病院との調整を行い、研究参加同意を得ることができ、リクルート方法の詳細を調整、決定した。また、詳細なアウトカムの測定方法を含むプロトコルを決定し、説明と承諾に関する文書を作成した。倫理的配慮についても詳細を検討して倫理審査に必要な文書を作成し、倫理審査申請を行った。以上により試験開始の準備が概ね完了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ウェブアプリ開発に予定よりも長く時間が掛かったため。
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Strategy for Future Research Activity |
ウェブアプリ開発が遅れたが、2019年春から品質試験とランダム化比較試験のリクルートを開始予定である。
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Causes of Carryover |
研究の遅れによりH30に計画されていたサーバ運用費、品質試験およびランダム化比較試験の費用(研究参加者謝金その他)を次年度に使用する予定である。
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Research Products
(2 results)