2018 Fiscal Year Research-status Report
サルコペニア、フレイル、動脈硬化、インスリン代謝と認知機能の相関解析
Project/Area Number |
17K15898
|
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
越智 雅之 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (80648171)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | サルコペニア / フレイル / AGEs蓄積 / 認知機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
抗加齢ドック受診者を対象として大腿筋断面積の計測、認知機能評価、血液検査、皮下組織AGEs蓄積値、頚動脈エコー、アンケートなど関連因子の情報収集を前年度に引き続き行った。これまで蓄積したデータとあわせて、後向き解析の準備のため、得られたデータの入力、解析の下準備を前年度に引き続き行った。これまでの研究結果の蓄積、解析から、サルコペニア・フレイルは動脈硬化性変化や認知機能低下と密接にリンクしているだけでなく、皮下組織AGEs蓄積値とも密接な関連がみられた。皮下組織AGEs蓄積値はサルコペニア・フレイルの新たなバイオマーカーとして有用なものである可能性が示唆される。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
順調に症例を蓄積しており、情報収集・データ入力が進んでいる。解析作業も開始しており、発表準備を進めている。
|
Strategy for Future Research Activity |
得られた結果から解析を行い、サルコペニア、フレイル、動脈硬化、インスリン代謝、認知機能の相関および関連因子の抽出、相互に及ぼす影響、考察をすすめていく。
|
Causes of Carryover |
本年度は物品調達と旅費の予算執行がほぼ予定通り進行した。本年度の残額と次年度の予算額を引き続き物品調達、旅費などに計画的に使用し、研究成果のまとめにつなげる。
|
Research Products
(3 results)