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2019 Fiscal Year Annual Research Report

Involvement of serotonergic system in the antidepressant-like effect of a novel curcumin derivative CUD003

Research Project

Project/Area Number 17K15902
Research InstitutionJosai University

Principal Investigator

松崎 広和  城西大学, 薬学部, 助教 (80582238)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords抗うつ作用 / 睡眠障害 / 睡眠導入潜時 / 反復拘束ストレス
Outline of Annual Research Achievements

現代のストレス社会において、うつ病は誰もが罹患する可能性のある精神疾患であり、その予防法および有効な治療薬が求められている。米ぬか等に含まれるフェルラ酸は、抗酸化作用や脳内モノアミン濃度の増加、神経新生の促進など様々な作用を介して抗うつ作用を示すことが報告されている。これまでに申請者らは、フェルラ酸をシード化合物として合成した新規フェルラ酸誘導体の抗酸化活性および細胞保護効果について評価を行っており、フェルラ酸よりも強い効果を示す化合物を見出している。そこで本研究では、抗うつ作用に着目してスクリーニングを行い、より優れた抗うつ効果を示す化合物を探索すること、およびうつ
症状発症に対する予防・改善のメカニズムを解明することを目的としている。
2019年度は反復拘束ストレス負荷により誘発される睡眠障害に対しての誘導体の改善効果について検討を行った。拘束ストレスを負荷したラットでは、対照ラットと比較し、睡眠導入潜時の延長、覚醒平均持続時間の増加およびNREM平均持続時間の減少が見られた。また、副腎の肥大も認められた。一方、拘束ストレス負荷の前に1 mg/kgの誘導体を経口投与しておいた群では、それらの変化は抑制された。これらのことから、誘導体は、反復拘束ストレスによる内分泌系のストレス性変化および睡眠障害に対して強い軽減効果を示すことが明らかになった。

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Published: 2021-01-27  

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