2018 Fiscal Year Annual Research Report
Assessment of the efficacy of REIC/Dkk-3 gene therapy for pancreaticobiliary carcinoma
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17K15946
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
内田 大輔 岡山大学, 大学病院, 助教 (50749215)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | REIC遺伝子 / 胆道癌 / 遺伝子治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続き、胆管癌細胞(TFK-1, G-415)に対するAd-SGE-REICと抗癌剤併用によるアポトーシス誘導効果を検証した。SGE-systemを用いた新型アデノウィルスベクターは従来ベクターに比較し導入高率が大幅に上昇していることが確認された。併用する 抗癌剤についてはCisplatinに加えて、Gemcitabineの併用によるin vitroでの実験を行い、MTT assayおよびHoechst染色によるアポトーシス誘導効果の検証を行い、いずれも抗癌剤併用による相加効果を認めた。抗癌剤(Cisplatin)耐性株についてもAd-SGE-REICによるアポトーシス誘導効果を認めた。アポトーシスの誘導機序については、従来の報告同様にc-Jun-N-terminal-kinase pathwayの活性化による小胞体ストレスが引き金になっていることが確認された。これらの研究成果は、DDW2018(米国消化器病週間)において発表した。また上記のアポトーシス誘導能に関して、in vivoによる検証を行った。上記胆管癌細胞株(G-415)をヌードマウスに移植したxenograftモデルマウスを作成し、Ad-SGE-REIC投与およびCisplatin併用による抗腫瘍効果を検証した。in vitroでの結果と同様にin vivoでも抗腫瘍効果を確認し、今後データ解析の後、学会発表、論文発表の予定である。また現在はimmunocompetent mouse(C57BL/6、PBMC移植NOD/SCID)における腫瘍免疫誘導効果も検証中である。
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Research Products
(2 results)