2020 Fiscal Year Research-status Report
慢性心不全患者のサルコペニアと腎機能障害のジレンマに対する挑戦
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17K16027
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
鈴木 規雄 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (00770158)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | サルコペニア / 心不全 |
Outline of Annual Research Achievements |
慢性腎臓病を合併した心不全患者に対して、非常にリスクが高いサルコペニアの発症および進行を防ぐためリハビリテーションに加えて十分なたんぱく質摂取を含んだ栄養素の摂取が必要となるが、たんぱく制限食に伴うサルコペニアの発症あるいは進行を予防もしくは改善を図るため、リハビリテーションに加えてロイシン強化型のアミノ酸含有ゼリーの摂取が、腎機能障害の悪化を来さずに安全性を持って使用可能であることを確認するとともに、ロイシン強化型アミノ酸含有ゼリーによるサルコペニアの改善・予防効果の検証も行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
想定よりも対象患者数が少なく、研究に必要なサンプル数を集めることが困難であることが予想され、研究手法の見直しを行っているものの、COVID19感染流行によりリハビリテーションの中止や制限が生じており、本研究で不可欠な要素であるリハビリテーション介入が安定して行えない状況が生じてしまっている。
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Strategy for Future Research Activity |
リハビリテーション介入内容を入院中の病棟でも可能な内容に設定の見直しを行い、対象患者のリクルートメントを図りやすくするように行い、また本研究で根本的な目的であるアミノ酸製剤の摂取による腎機能障害の増悪がないという安全性の確認を、アウトカムの上位に設定変更を検討する。
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Causes of Carryover |
COVID19感染流行に伴う研究遂行の遅れが影響し、本来予定していた諸検査および備品などに用いる費用に余剰が大きく発生したため、次年度へ繰り越しの上で、引き続き研究遂行による費用の充足に当てる予定。
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Research Products
(2 results)