2020 Fiscal Year Annual Research Report
Synapse function and social interaction disfunction
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17K16279
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
松本 歩 自治医科大学, 医学部, 講師 (20458318)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 自閉症スペクトラム / 発達障害 / エクソーム解析 / Timeless |
Outline of Annual Research Achievements |
自閉症スペクトラム、発達障害の原因不明例に10例のエクソーム解析を実施した。4例については原因を同定した。 1例は、DYNC1H1遺伝子は細胞質ダイニンの複合体のコア構造の細胞質ダイニン1の重鎖をコードしている。Charcot-Marie-Tooth、脊髄性筋萎縮症、および神経細胞移動障害を伴う知的障害、自閉症の原因遺伝子である。今回は、皮質形成異常を伴い難治性てんかんの症例と、皮質形成異常を伴わずに、難治性てんかんと、自閉症の症例で変異を同定した。DYNC1H1はStem、stalk、と運動ドメインである6つのAAAドメインから成り立っている。我々が同定した変異は、StemドメインとAAA6ドメインで、AAA6ドメインの変異報告は、これまでASDの症例の報告があったが、臨床症状の詳細は不明であった。皮質形成異常を伴わない知的障害、てんかんの報告もDYNC1H1としては少なく、てんかん、皮質形成異常のreviewと共に報告した(inpress)。 また、低身長と発達障害の症例でGAP43の変異を同定した。GAP43は成長因子関連蛋白で、神経の再生において重要であると考えられている。この症例はSilverRussell症候群(SRS)に類似しており、SRSが疑われる症例で、このメチル化の有意差が見られたとの報告もあった。60例のSRS疑い例で通常H19/IGF2のメチル化異常が見られなかった症例についてシークエンスを行ったが、変異は同定できなかった。しかし、発達障害へ関与が考えられ、永田先生らと皮質形成への関与についてさらに解析中である。他の遺伝子についても更なる解析や、症例報告を作成中である。 ASDの患者より同定したTimelessのノックアウトマウスの行動解析については、網羅的に行動解析を行い、社会相互作用試験で有意差の出る結果が得られ、マウスの数を増やして解析予定である。
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[Journal Article] Genome-Wide Association Study of Lean Nonalcoholic Fatty Liver Disease Suggests Human Leukocyte Antigen as a Novel Candidate Locus2020
Author(s)
Yoshida, K. Yokota, K. Kutsuwada, Y. Nakayama, K. Watanabe, K. Matsumoto, A. Miyashita, H. Khor, S. S. Tokunaga, K. Kawai, Y. Nagasaki, M. Iwamoto, S.
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Journal Title
Hepatol Commun
Volume: 4
Pages: 1124-1135
DOI
Peer Reviewed / Open Access