2018 Fiscal Year Research-status Report
知的障害の原因となるSONハプロ不全の分子機構解明
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17K16292
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Research Institution | Institute for Developmental Research, Aichi Human Service Center |
Principal Investigator |
上田 昌史 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 発生障害学部, リサーチレジデント (90791541)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 神経細胞移動の阻害 / 樹状突起スパイン形成の阻害 |
Outline of Annual Research Achievements |
SONノックダウンによる胎生18日目での神経細胞移動の阻害を確認した。また、この阻害は正常型SONの強制発現ではレスキューされるが、疾患型SONではレスキューされないことを明らかにした。 SONノックダウンによる生後60日目での樹状突起スパイン形成の阻害を見出した。また、この阻害は正常型SONの強制発現でレスキューされるされないことを明らかにした。 これらの成果を第41回日本分子生物学会年会にて発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた解析の大部分を行い成果を得ることが出来たため、おおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
得られた成果をまとめ論文発表を目指す。
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Causes of Carryover |
予定していた海外での学会発表を見合わせたため、旅費が発生せず次年度使用額が生じた。 この次年度使用額は海外での学会発表の外国旅費に充て、翌年度分は予定通り実験の消耗品費、論文の校閲費、研究成果投稿料に充てる。
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