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2017 Fiscal Year Research-status Report

再発肝細胞癌に対する重粒子線治療のQOL評価と費用対効果に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17K16421
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

渋谷 圭  群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (50511490)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2019-03-31
Keywords局所進行肝癌 / 重粒子線治療 / ソラフェニブ / 費用効果分析
Outline of Annual Research Achievements

本研究は肝動脈化学塞栓療法(TACE)後の再発・残存肝細胞癌を対象として、重粒子線治療と標準治療の医療経済的な比較を行うことを目的としている。
研究計画に基づき、平成29年度にまず対象症例の選択、抽出を行った。適格基準をすべて満たし、かつ、除外基準のいずれにも該当しない症例を対象として抽出を行ったところ、標準治療群で予定症例数25例とほぼ同数の症例が適格となった。重粒子線治療群、標準治療群ともに効果指標に関わるデータ入力は完了しており、解析可能な状態にある。
現在、直接医療費の調査として対象患者のレセプトのコピーを抽出し、データ力作業中である。治療期間および追跡調査期間中に係る診療費用を算出する予定であるが、診療費用、とくに使用薬剤の項目・費用に関わるデータ入力作業が当初の想定を超えて膨大であり、診療報酬に関する知識と医療事務の資格を有する研究助手を雇用して対応しているものの、この作業が遅延している。QOL調査については別途研究計画書を作成中で、平成30年度中に調査を完了する予定である。
現時点での概算から、効果指標に関しては重粒子線治療群が優れており、重粒子線治療群の診療費用は標準治療群と比較してやや高額となることが見込まれている。このため、当初の計画通り平成30年度中にQALY(quality adjusted life year)もしくはLY(life year)を効用値、効果値としてICERを算出し、費用対効果分析を実施する予定となっている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

臨床データに関しては既に解析可能な状態にあるが、診療費用に関わるデータ入力作業が当初の想定よりも膨大であったため遅延が生じている。

Strategy for Future Research Activity

診療費用に関わるデータ入力作業が律速段階となっているため、研究費の限界はあるものの必要に応じて研究補助人員を追加雇用して対応する。
効用値としてLYを利用すれば現状でも解析は可能であるが、QOLデータの取得に関しても別途計画書を作成中であり、この結果が利用可能であればQOLを加味したQALY(Quality adjusted life year)でも評価を行っていく。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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