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2020 Fiscal Year Research-status Report

超低線量小児心臓動態CTと冠動脈CT-FFRを応用した非侵襲的な肺血流測定

Research Project

Project/Area Number 17K16428
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

前田 恵理子  東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00401084)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywords超低線量小児心臓CT / 面検出機 / CT-FFR
Outline of Annual Research Achievements

2018年度までに本研究の基盤となる、従来の1/20程度の超低線量で行う小児心臓CTの撮像技術を確立し、2019年度には模擬心電図を用いた撮像法を発表した(Maeda E et al., Pediatric Radiology 2019)。
2019年度から継続して冠動脈と小児肺動脈の形態的類似性から、冠動脈機能的血流予備比 (CT-FFR)の機能を用いて肺動脈CT-FFRを計算する段階については、冠動脈CT-FFRの機能をそのまま肺動脈に適応することは、アプリの制約上困難で合った。そこでまず、CTで得られた形態情報から市販の解析ソフトを用いて数値流体解析を行うこととし、カテーテル検査で得られ流速や圧と対比させることでその信頼性を検証しているところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2019年度後半に汎用の数値流体解析ソフトを用いて解析を始めたが、2つの理由により2020年度はほとんど進捗ができなかった。第一の理由は、COVID-19の流行により緊急事態宣言が度重なり、診療以外の目的で学内に残ることが難しかったため、院内に設置していた解析ソフトを使用できなかったことがあげられる。2021年度は在宅勤務でも解析を継続できるように環境整備を行っている。第2に、2019年度末に研究者が脳腫瘍で手術を受けたために、視機能や言語機能に障害を負ったことがあげられる。

Strategy for Future Research Activity

通常の数値流体解析で得られる流速から、ベルヌーイ式を用いて圧を推定し、カテーテル検査で得られた肺動脈圧と比較することで妥当性を検証する。そのうえで、肺動脈CT-FFR算出を試みパラメータ設定を行う。CT-FFRに換算することで誤差が大きくなるようであれば、この先の研究を通常の流体解析ベースで行うことも考慮し、肺血流減少群、増加群それぞれにおいてパラメータ設定の最適化を行う。

Causes of Carryover

COVID-19の影響で参加を予定していた国際学会がいずれも中止あるいはWeb開催となり、予定していた出張費を使いきれなかったため。COVID-19と世界的なワクチン普及の状況次第だが、今のところ現地開催を予定されている北米あるいは欧州の放射線学会が開催される際は、研究費から旅費を拠出したいと考えている。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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