2018 Fiscal Year Research-status Report
Assessment of an experimental re-irradiation model
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17K16493
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
土井 啓至 近畿大学, 医学部, 講師 (50529047)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 再照射 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウスを使用した動物実験を行った。動物実験用放射線照射装置で初回照射として15Gyの腹部照射を行った。再照射は初回照射の7日後または12週後に10Gyの全身照射を行った。0~4日間の経過観察の後、安楽死させ、腸管を摘出した。標本はHE染色、Azan染色、TUNEL染色、BrdU染色を行った。7日間または12週間の待機期間をおいての再照射と初回照射を行わずに10Gy単回の全身照射のみを行ったマウスとの群間比較を行った。初回照射後12週の経過観察により、腸管粘膜下に線維化がみられた。腸管上皮細胞の細胞死は7日間の経過観察後の再照射が12週の経過観察後の再照射や単回照射と比較して有意に多かったが、12週の経過観察後の再照射と単回照射群では有意差がみられなかった。また、12週の経過観察後の再照射と単回照射群では細胞増殖能も有意差がみられず、長期経過観察後の生体における放射線に対する急性反応は明らかな差がみられないと考えられた。現在、摘出標本を利用して更なるデータ集積を行っている。また、放射線照射後の腸管幹細胞生存比較を行っている。これらのデータは第7回日本-台湾放射線腫瘍学シンポジウム(2019年5月11日、東京)で発表予定である。追加データを含めて国内外での発表を予定している。また、論文執筆中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
放射線照射後、再度の放射線照射における生体反応はについて、in vivoモデルを利用して検証を行った。結果は2019年度に国内外の学術大会での発表に加えて、学術論文において報告を予定している。
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Strategy for Future Research Activity |
摘出標本の分子生物学的な評価の追試を行い、得られた結果を国内外の学術大会での発表に加えて、学術論文において報告を予定している。
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Causes of Carryover |
実験動物の数を見直して実験を行なったため、動物実験の諸経費が使用できなかった。また国際学会発表までの十分なデータ収集ができなかったため、出張費が少なくなった。研究は継続中のため、次年度でこれらの諸経費を使用して研究を継続予定である。
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Research Products
(3 results)