2017 Fiscal Year Research-status Report
不均質補正を用いた新たな小線源治療の臨床応用に向けた研究
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17K16498
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
稲葉 浩二 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (00604646)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 不均質補正 / 小線源治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は現在までに蓄積された症例データを用いて、不均質補正を加味した線量分布を再計算し、部位毎の特徴について検討した。本年度は乳がんの術後照射に対する小線源治療と骨盤領域として前立腺がんの高線量率組織内照射での不均質補正を考慮した解析をおこなった。空気が含まれる領域があると不均質補正が必要になる可能性が示唆された。 結果は2018年の日本放射線腫瘍学会で「SAVIを用いたAPBI治療計画に対する不均質補正を考慮した線量計算の影響」と「前立腺がん高線量率組織内照射における不均質補正の有無による線量解析」として発表予定である。その後、論文として結果を公表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は乳がんの術後照射と前立腺がんの高線量率組織内照射における小線源治療での不均質補正を研究した。結果は学会発表予定で計画通りに進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
他の領域でも不均質補正を用いた解析をおこない、不均質補正が必要な領域を検討する予定である。
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Causes of Carryover |
旅費が想定よりも安い費用で済んだため。次年度にさらなる研究の発展のため使用させていただく予定です。主に物品費と旅費にあてる予定です。
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