2021 Fiscal Year Research-status Report
感染に起因する術後膵液瘻発生メカニズムの解明と感染制御の確立
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17K16583
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
瀧下 智恵 東京医科大学, 医学部, 助教 (60774544)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 膵液瘻 |
Outline of Annual Research Achievements |
膵頭十二指腸切除後の腹腔内感染は膵液瘻と関連している. その膵液瘻を軽減させるべく膵頭十二指腸切除後のドレーン排液を検体として集積し,ドレーン排液中の細菌の遺伝子解析を行う.遺伝子解析の結果を踏まえ適切な抗菌薬を選択することで,膵液瘻発生を軽減できる可能性があるためドレーン排液の解析を行う予定としております.しかしながらコロナ感染の状況もあり,検体集積も遅れており検体回収,解析が遅れている状況であり延長を要した状況です. 膵頭十二指腸切除術は術前のドレナージ方法なども関連がある可能性があるため,術前のドレナージ方法などを考慮し解析を行っている状況です.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の影響もあり,腹水培養の遺伝子解析が進んでいない状況であり遅延が発生している状況です.
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に,腹水培養から同定された細菌の遺伝子解析を行いそれをもとに解析を行い臨床に生かせるようにしていく所存です. .
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Causes of Carryover |
細菌の遺伝子解析が遅延しており本年度解析を行わなければならないため次年度使用額が必要な状況です.
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