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2017 Fiscal Year Research-status Report

Comprehensive metabolic analysis in IDH1R132H glioma ; new metabolic biomarkers

Research Project

Project/Area Number 17K16659
Research InstitutionJichi Medical University

Principal Investigator

宮田 五月  自治医科大学, 医学部, 講師 (10705445)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2019-03-31
KeywordsIDH mutation / グリオーマ / 網羅的代謝解析 / バイオマーカー / MRS / NMR / LC model
Outline of Annual Research Achievements

我々の研究目的はIDH陽性グリオーマにおける新規バイオマーカーの検出である。我々は、CE-TOF MSの質量分析法にてIDH陽性グリオーマの特異的上昇物質と特異的低下物質を同定した。論文にまとめ脳腫瘍上位誌へ投稿した。追加実験の指示を受け行ったが、残念ながら1年の経過でrejectされた。そのため2番目の科学誌に投稿中である。その結果も査読を受け追加実験となった。追加実験は終了し査読に対する返事を作成中である。
またこれらの特異的上昇物質を、手術前に診断できることは、臨床的に非常に有効である。そのためMRIの検査の一つであるMRSの技術を用いて特異的上昇物質を検出することを目的とした。MRSはMRIで描出された関心領域の中の代謝物質をいくつか描出できる技術である。詳細なMRS解析を行うためにLC modelという専門解析ソフトを購入した。新規バイオマーカー候補物質をMRSで検出するためには、候補物質の構造式から用いられるJカップリングの値とchemical shiftの位置の値(ppm)を計測することで、MRS上でも波長が同定される。我々は、バイオマーカー候補物質を用意して、NMRを用いて計測した。その結果、chemical shiftの位置とJカップリングを計測することができた。
今後は特異的バイオマーカー候補物質としてMRSで検出できるかどうかはLC modelでの解析作業となる。LC model業者とも相談しながら進めたいと考える。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

現在、論文投稿作業をしている。過去に論文は作成し脳腫瘍上級誌に投稿したがrejectされた。reviseまでも時間がかかり半年近くreviseがこない状況もあり時間がかかった。追加実験を施行し再投稿したが結果としてrejectされた。
そのため2番目の投稿先に投稿を行い、現在追加実験を終了し再投稿の準備をしている。
MRSを用いた実験は、新規候補物質をLC modelで検出出来るようにする作業を施行中である。本作業は現在のところ順調に行っている。

Strategy for Future Research Activity

論文については追加実験も終了しacceptされるように現在執筆中である。引き続き、執筆活動に時間を割く予定である。
LC modelでのバイオマーカーの検出については、専門業者との打ち合わせが必要である。LC modelにおいて新規バイオマーカーを検出するためには、目的とする物質濃度が高いほうが良い。今回の候補物質はCE-TOF MSでは低濃度である可能性がある。そのためLC modelで計測するために、まず描出される波長をdata plotしたファイルを出力する。そしてNMRでの実験で得られた候補物質のJカップリングやchemichal shiftの値から、LC modelでも描出していきたい。これらの作業は専門家の助言を得る必要があり、LC model業者と打ち合わせを行っている。

Causes of Carryover

29年度にLC modelの購入を行い、その他、免疫染色用の抗体など購入した。
30年度においては、LC modelの解析作業を続けるとともに、学会発表や業者との打ち合わせの旅費にしたい。

  • Research Products

    (4 results)

All 2017

All Presentation (3 results) Patent(Industrial Property Rights) (1 results)

  • [Presentation] IDH mutation gliomaにおける脂質解析の検討2017

    • Author(s)
      宮田五月
    • Organizer
      第18回日本分子脳神経外科学会
  • [Presentation] IDH mutation gliomaにおける脂質代謝の検討 An evaluation of lipid metabolism in IDH mutation glioma2017

    • Author(s)
      宮田五月
    • Organizer
      日本脳神経外科第76回学術総会
  • [Presentation] 変異型イソクエン酸脱水素酵素1 (IDH1) を持つグリオーマは、低カルニチンによりβ酸化が抑制されている2017

    • Author(s)
      冨永 薫, 宮田五月
    • Organizer
      第90回日本生化学学会大会
  • [Patent(Industrial Property Rights)] イソクエン酸脱水素酵素変異検出用マーカ2017

    • Inventor(s)
      宮田五月
    • Industrial Property Rights Holder
      宮田五月
    • Industrial Property Rights Type
      特許
    • Industrial Property Number
      特願2013-055767

URL: 

Published: 2018-12-17  

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