2019 Fiscal Year Annual Research Report
The role of mesenchymal stem cells derived from human induced pluripotent stem cells in regeneration medicine of orthopaedic field.
Project/Area Number |
17K16698
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
福田 誠 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (10792856)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 間葉系幹細胞 / 増殖能 / 分化能 / 成長曲線 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトプライマリー間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cell)を抽出培養に対する検討を行った。MSCから骨・軟骨への分化誘導に関して同じ骨髄由来でも骨盤由来のMSCと大腿骨の骨髄由来のMSCではその分化能に違いがあるのではないかという報告があり、どちらからMSCを抽出すべきかの検討を行うため、Cadaverにて骨髄液採取手技の確認および、採取量の目安について検証を行った。同じくヒトiPS細胞由来MSCでも、iPS細胞作成段階の細胞の種類によって、分化能が異なる可能性があることが報告され、ヒトiPS細胞はどの細胞から作成すべきか検討した。 ヒトプライマリーMSCの培養段階において、検体採取するヒトの年齢によって、細胞成長曲線が異なることが分かり、いくつかの検体から採取したMSCの細胞数・成長曲線などについて検討を行った。細胞の成長スピードが異なることは、最終的な骨・軟骨への分化能力の評価にも影響を与える可能性があるため、細胞増殖能の評価が重要であることが判明した。 ヒトプライマリーMSCは継代を繰り返す度に、骨・軟骨への分化能が低下することが言われており、限られた継代数で目的の細胞数まで到達する細胞増殖能力が求められる。In Vivoの実験を行うにしても、in Vitroで細胞の状態をコントロールできるかが、本実験の難しさであるとともに、重要な点であることが本研究を通じて学ぶことができ、今後の研究に生かされるものと考えられた。
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