2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
17K16729
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
瀬尾 英哉 京都大学, 医学研究科, 助教 (40782652)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ミオパチー / ステロイド / 敗血症 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウスの骨格筋芽細胞株C2C12を用いて、培養骨格筋細胞の培養系を構築した。C2C12は2%ウマ血清培地で培養することで培養骨格筋細胞に分化したことを光学顕微鏡およびQPCRを用いて確認した。ついで培養骨格筋細胞において敗血症によるミオパチーモデルの構築を試みた。既報にならい培養筋肉細胞に様々な濃度のLPSを添加し、時間経過を観察したが、筋萎縮の指標であるMuRF1の上昇する実験系を構築することができなかった。 計画を変更し、ステロイド誘発性筋萎縮モデルの構築を試みた。デキサメサゾンを培養骨格筋細胞に添加したところ濃度依存性にユビキチンリガーゼ活性の上昇を認めた。これに対して高濃度β遮断薬(エスモロール)を添加したところ、MuRF1が上昇することがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
筋芽細胞株C2C12を用いて、培養骨格筋細胞の培養系を構築した。C2C12は2%ウマ血清培地で培養することで培養骨格筋細胞に分化したことを光学顕微鏡およびQPCRを用いて確認した。ついで過去の既報にならい、LPSを用いた敗血症モデル実験系の構築を試みるも再現ができなかった。 計画を変更し、ステロイド誘発性筋萎縮モデルの構築を試みた。デキサメサゾンを培養骨格筋細胞に添加したところ濃度依存性にユビキチンリガーゼ活性の上昇を認めた。これに対して高濃度β遮断薬(エスモロール)を添加したところ、MuRF1が上昇することがわかった。 実験計画当初に予測していた結果と異なる結果が得られたことから実験計画の再検討を要する。
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Strategy for Future Research Activity |
過去の既報にならうが敗血症モデル実験系の構築ができず、計画の変更が必要であった。 また、実験計画当初β遮断薬は筋萎縮を抑制すると予想していたが、β遮断薬は筋萎縮が促進する可能性が示唆された。この結果を得て実験計画の大幅な変更が必要であり、再検討中である。
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Causes of Carryover |
マウスの骨格筋芽細胞株C2C12を用い、既報にならい敗血症によるミオパチーモデルの構築を試みた。しかし筋萎縮の指標であるMuRF1の上昇する実験系を構築することができなかったことから実験計画の変更が生じた。 ステロイド誘発性筋萎縮モデルの構築を試みた。デキサメサゾンを培養骨格筋細胞に添加したところ濃度依存性にユビキチンリガーゼ活性の上昇を認めた。これに対して高濃度β遮断薬(エスモロール)を添加したところ、MuRF1が上昇することがわかった。これは当初の実験計画段階で想定される結果と異なるため、実験計画の再検討を必要とする。
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