2017 Fiscal Year Research-status Report
敗血症後の筋肉維持に適切な蛋白投与量の決定とリハビリテーションの相乗効果
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17K16738
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
田村 貴彦 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (80614403)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 急性期栄養療法 / 敗血症 / リハビリ |
Outline of Annual Research Achievements |
集中治療患者の退室後の身体能力の低下とそれに起因する社会復帰困難は高齢化社会において大きな問題になっている。この予防法として,重要と考えられるのが栄養管理とリハビリテーションである。これまでこの2つの研究は別々に行われてきており,患者予後に直結する十分なエビデンスがまだない。本研究では,適切なタンパク質投与とリハビリテーションは筋萎縮を抑制し身体能力の低下を軽減するという仮説を高齢ラットを用いた動物実験で検証することを目的とする。至適タンパク質投与下によるリハビリテーションが重症患者における身体能力の低下を抑制することが明らかになれば,早期社会復帰を可能にし,医療費抑制に寄与することが期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実臨床において、敗血症の診療ガイドラインが新しく更新され、さらに日本における栄養ガイドラインも発表され、日々進化している。より臨床状況にあわせた実験とするために、更新発表されたガイドラインを考慮し、研究方法を共同研究者内で再検討したため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究方法を再検討し、研究計画を立案した。物品の選定と実際に研究を開始する。
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Causes of Carryover |
研究計画の再検討に時間を要し、実際に研究を開始するのが遅れたため。
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