2017 Fiscal Year Research-status Report
ISYNA1による細胞内ミオイノシトール合成制御からの腎細胞癌抑制機序の解明
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17K16803
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
胡口 智之 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (40791950)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 腎癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト腎癌細胞株およびマウス腎癌細胞株での検討:腎癌細胞株においてISYNA1発現が細胞増殖抑制効果を持つことを検証するため、ヒト腎癌細胞株ACHN、CAKIおよびマウス腎癌細胞RENCAにおけるISYNA1発現をReal time PCR法およびWestern blot法にて解析する。さらにISYNA1発現を安定して変化させるため、Tet-on/Tet-offシステムを用いたshRNAを作成する。作成したshRNAを組み込んだヒト腎癌細胞株およびマウス腎癌細胞株を作成する。作成した腎癌細胞株を用いて、ISYNA1の発現と細胞増殖能の変化をReal time PCR法およびWestern blot法、MTTアッセイ、BrdUアッセイにて解析する。 ISYNA1発現と分子標的薬への反応性の検討:作成した腎癌細胞株を用いて、ISYNA1発現と分子標的薬投与時の細胞増殖抑制効果についてReal time PCR法およびWestern blot法、MTTアッセイ、BrdUアッセイを用いて検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前年度は、ヒト腎癌細胞株におけるISYNA1発現をReal time PCR法およびWestern blot法にて解析を行った。遺伝子定常発現用の細胞株に使用するプラスミドの作成段階で予定通り作成が進まなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
遺伝子定常発現用のプラスミド作成方法について修正を行い、作成次第細胞株での発現機能解析を行う。
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Causes of Carryover |
各種抗体や試薬の購入などが追加で必要となるため、物品費購入に充てます。
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