2017 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of the DNAJB8 targeting dendritic cell immunotherapy induced from iPS cells
Project/Area Number |
17K16811
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
西澤 哲 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (90458076)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | DNAJB8 / 癌幹細胞 / 免疫療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウスiPS細胞由来樹状細胞を誘導するために胎仔Balb/cマウス由来線維芽細胞株balb/3T3にセンダイウイルスベクターを用いてSox2, Oct3/4, Klf4, L-mycを遺伝子導入し、MMC処理したSNL-feeder細胞上でiPS細胞を誘導した。Colonyを形成した細胞集団をpick upし、2i-LIF mediumで培養しiPS細胞を継代維持した。樹立したiPS細胞については幹細胞マーカーとしてSox2, Oct3/4, Nanog, Ssea1の発現をRT-PCRで確認した。Dnajb8強制発現iPS細胞を得るためにDnajb8を強制発現したbalb/3T3細胞(balb3T3/DNAJB8)をDNAJB8 cDNAを含むレトロウイルスベクターを用いて遺伝子導入し、puromysinで選択して強制発現株を樹立した。Dnajb8の発現はRT-PCR、western blotで確認した。樹立したbalb3T3/DNAJB8に前述と同様にSox2, Oct3/4, Klf4, L-mycを遺伝子導入し、DNAJB8を強制発現するbalb/cマウス由来iPS細胞を作成し、幹細胞マーカーの発現をRT-PCRで確認した。Dnajb8 mRNAの発現についてもRT-PCRを用いて誘導したiPS細胞について確認したが、Dnajb8を強制発現しないiPS細胞にも幹細胞マーカーとしてのDnajb8の発現を認めたが、Dnajb8強制発現iPS細胞株についてはベクター特異的なプライマーを用いて遺伝子導入したDnajb8が強制発現していることを確認した。強制発現Dnajb8は分化しても消失しないため、今後、Senjuらの報告と同様に樹状細胞への分化誘導を行い、Dnajb8発現iPS細胞由来樹状細胞を誘導し、まずはin vitroの免疫実験を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
誘導したiPS細胞から樹状細胞への誘導がうまくいっていない。
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Strategy for Future Research Activity |
Balb/cマウス由来iPS細胞から樹状細胞を誘導する方法は過去に報告のあるC57/BL6マウスとは異なる可能性があり、誘導条件を検討していく必要がある。誘導不可能な場合はC57/BL6マウスで実験をやり直す、
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Causes of Carryover |
予想された研究計画と成果に差異が生じたため、研究計画を修正しています。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Identification of antigenic peptides from novel renal cancer stem-like cell antigen, DNAJB8.2017
Author(s)
Nishizawa S, Hirohashi Y, Kusumoto H, Wakamiya T, Iguchi T, Yamashita S, Iba A, Kikkawa K, Kohjimoto Y, Torigoe T, Hara I.
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Journal Title
Biochemical Biophysical Research Communication
Volume: 494
Pages: 693-699
DOI
Peer Reviewed