2019 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the mechanism of expression of pyuria in bladder cancer and therapeutic strategy for overcoming BCG refractory
Project/Area Number |
17K16817
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
佐竹 直哉 東京医科大学, 医学部, 講師 (50421003)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 膀胱癌 / 腫瘍関連好中球 / PDL-1 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成31年度は前年度の続きで膀胱癌切除標本の選定を行い、HE染色にて腫瘍細胞の評価が客観的に可能な検体を選定したうえで、腫瘍周囲に存在する腫瘍関連好中球の評価を行った。CD66b抗体を用いて、好中球の染色を行い尿中白血球と腫瘍関連好中球との発現の関連を検討した。尿中白血球と腫瘍関連好中球との発現の関連性は示せなかった。 また前年度に引き続き選定した標本の未染検体を作成し、抗CD14抗体、抗CD33抗体、抗CD16抗体、抗CD66b抗体、抗CD11b抗体、Arginaseによる免疫染色を行った。本研究は腫瘍関連好中球、PDL1抗体の確認を目的としており、それらの発現の関連について考察検討するものであるため、免疫染色による評価を行った。当初、多重染色によりがこれらの発現の関連を示せる計画であったが、現在の時点で明らかな関連性は示せなかった。統計学的にはまだ症例数が不足しており、今後症例を重ねていく予定である。 また腫瘍関連好中球、PDL抗体の発現と臨床データを比較して、検討を続けているが臨床データに関してはまだ十分な観察期間が得られておらず、今後も検討を続けていく予定である。
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