2017 Fiscal Year Research-status Report
メタボローム解析を用いた妊娠高血圧症候群の発症予測の検討
Project/Area Number |
17K16859
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
経塚 標 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (00644113)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 妊娠高血圧症候群 / メタボローム解析 / バイオマーカー / エコチル追加調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は最終的に妊娠高血圧症候群を発症した妊婦に対し、妊娠初期血清の代謝産物の網羅的解析を行うことで、妊娠高血圧症候群発症予知となるバイオマーカーの探索を行うことを目的とする。 平成29年度はエコチル調査の福島ユニットセンター登録の妊婦から、早発妊娠高血圧症候群発症妊婦(Case: n=12)と母体背景を調整した非妊娠高血圧症候群妊婦(Control: n=12)を抽出した。 福島ユニットセンターにおける37週未満の早産率は5.5%、癒着胎盤は0.2%、妊娠高血圧症候群は2.5%、早発妊娠高血圧症候群は0.3%の発症率であった。 母体背景に関しては、妊娠初期採血時の妊娠週数、母体年齢、母体身長、妊娠前体重、妊娠前BMI、妊娠初期における収縮期血圧、妊娠初期における拡張期血圧、HbA1c (NGSP)値、喫煙状況に2群における差は認めていない。妊娠帰結として分娩週数(Case群 vs Control群、33.8週 vs 38.2週、p<0.01)、Standard deviation of birth weight (0.7 vs -1.5, p< 0.01)と有意な差を認めている。 現在Case, Control群の初期採血におけるメタボローム解析が終了した段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現時点ではメタボローム解析が終了し、予定通り進行している
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度はメタボローム解析結果の解釈と論文の執筆にあたる
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Causes of Carryover |
メタボローム解析依頼が予定より遅れたため、論文作成が遅れた。そのため発表に要する費用が計上できなかった。
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