2019 Fiscal Year Research-status Report
Analysis of gustatory cortex in mice using transcranial flavoprotein fluorescence imaging
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17K16898
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
馬場 洋徳 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (20770225)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | フラビン蛋白蛍光法 / 大脳皮質味覚野 |
Outline of Annual Research Achievements |
以下を第30回日本口腔咽頭科学会で発表した。 C56BL/6Nマウスをウレタン麻酔し、呼吸を安定させるために気管切開を行い、自発呼吸下で急性実験を行った。味覚野と味覚野は隣接しているため、初回刺激と してアイソレイターを用いてマウスの舌表面に700uA, 10Hz, 10pulsesの電気刺激を与えた。結果過去の報告と一致した中大脳動脈の周囲に蛍光反応を捉えるこ とができた。この領域がマウス大脳皮質味覚野であると考えられるが、知覚刺激による反応である可能性も考えられた。
甘味刺激、苦味刺激、蒸留水による無味刺激で無味では反応は認めず、甘味と苦味で反応の強度の違いを認めた。MAPの同定までできていない。 現在GCaMPマウスに対して刺激を行い、反応の増強が認められた。今後触覚、痛み刺激を用いての研究を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
味覚刺激による反応を捉えているが、味覚野の同定に時間を要している。 また研究室の耐震工事のため、またその後の新型コロナウイルス感染拡大のため8か月間研究が中断していた。
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Strategy for Future Research Activity |
聴覚刺激による聴覚野と触覚、痛み刺激による体制感覚野との位置の違いを確認など研究が進むよう工夫する。
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Causes of Carryover |
研究がやや進んでおらず、必要物品の購入、使用が来年度も必要となっている。
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