2017 Fiscal Year Research-status Report
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17K16958
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 孝太 東北大学, 医学系研究科, 助教 (50732327)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 緑内障 |
Outline of Annual Research Achievements |
緑内障における網膜神経節細胞死の一つの側面を反映する動物モデルとされている、視神経挫滅処置をマウスにおこない、その経時的な代謝物の変動をLC-FTMS およびUPLC-QTOF/MSにより解析した。網膜神経節細胞障害の初期、中期および後期において減少および増加する代謝群を同定した。その変動パターンのからヒートマップを作成し、クラスター解析により、4つの特徴的な代謝物変動群が存在することを明らかにした。 また、その代謝物の局在をイメージングMSを用いて検討した。その結果、疾患モデル群で変動の見られたいくつかの代謝物は、網膜神経節細胞が限局するGCLにおいて特に大きな変動を示したことを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当該年度におこなう予定であった実験を順調に終えることができ、データ解析済みである。生物学的な解釈まで終えており、本研究内容を現在論文投稿中である。
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Strategy for Future Research Activity |
変動がみられた代謝物の増加および減少に関わる一連の酵素群の発現が疾患モデルにおいて変化しているかどうかを、目的細胞を単離してqPCRもしくはマイクロアレイ等の網羅解析にて調べる。また、その変動酵素群および代謝物が網膜神経節細胞死に関与しているかどうかを、遺伝子改変等の手法により評価する。
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Causes of Carryover |
平成29年度は計画通りに進捗したが、効率的に実施することができ、次年度使用額が生じた。次年度使用額は、平成30年度の助成金と合わせてセルソーティング実験および遺伝子発現解析などに使用する計画である。
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