2017 Fiscal Year Research-status Report
バイオ3Dプリンタによるヒト脂肪幹細胞小口径血管の研究
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17K17020
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
上薗 健一 九州大学, 耳鼻咽喉科, 共同研究員 (50707180)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ヒト幹細胞由来管状構造体 / 重度下肢虚血 / graft on flap / 遊離組織移植 / スキャフォールドフリー |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト幹細胞由来の血管構造体に関しては長さ1cm弱、内径2~3mm程度の構造体を用意できる環境を整えている。現在まで使用していた動物実験施設の移動に伴い、移植設備の申請・認定更新の手続きを行っている。また、研究モデル・背景として、第41回 頭頸部癌学会 平成29年8月において、頭頸部における陰圧閉鎖療法と洗浄処置を発表した。第6回 重度四肢外傷マイクロサージャリー microsurgery meeting 宮崎 平成29年12月8日において、下腿遠位への遊離組織移植における膝関節周囲の血管選択の発表を行った。また、2017 AOCMF fellowshipを受賞し、Pitie Salpetriere University Hospital フランス パリ に10月30日-11月24日の期間、海外研修を行った。これらの発表・研修をもとに、重度下肢損虚血に対するヒト幹細胞由来の血管構造体をグラフとして遊離皮弁を移植するモデルを考案している。このモデルは、さらに臨床で需要の多いため、臨床応用の必要性が高いと考えている。近年は、本研究で使用した自動培養装置ACP-1と同様の培養装置が保険適応となり、本方法での培養血管作成もますます注目されると考えられる。本方法では昨年、保険適応となった自動培養装置とは異なり、scafold freeでの培養を行うことで、他種・他人の細胞や足場を使わないため、アレルギーなどの生体反応を引き起こすことが非常にすくない。そのため、より安全な血管構造体が作成できる。本年度も動物実験を進め、臨床応用への道を検討していきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
動物実験施設の移動に伴い、新規施設の申請・設備の準備が必要なため,動物実験に関しては遅れている。実験モデルに関しては下肢血管吻合パターンに関して、臨床でも学会発表等を行っている。下肢における吻合様式も端々吻合よりも端側吻合が適しているというデータを検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
動物実験施設での利用申請及び、備品購入を行い、来年度は数例の移植を行う予定である。
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Causes of Carryover |
動物実験の実験スケジュール調節のため
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Research Products
(2 results)