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2019 Fiscal Year Research-status Report

歯内領域における歯科用コーンビームCTとMRIを用いた画像評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17K17123
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

浦羽 真太郎  昭和大学, 歯学部, 助教 (80778457)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywords歯科用コーンビームCT
Outline of Annual Research Achievements

令和元年度は、昨年度に引き続き歯科用コーンビームCT(以下CBCT)画像データでの根尖病変ならびに周囲構造の形態評価を行い、特に既根管治療歯について、根管治療の質と病変の広がり・皮質骨への影響(開窓・裂開の有無)を中心に画像評価を行うことを目標とし、研究を行った。
現在、2016年4月から2019年9月の期間に昭和大学歯科病院歯内治療科を受診しCBCT撮影を行った患者1131名のCBCTデータを解析中である。特に既根管治療歯を対象に、根尖病変の有無、皮質骨の開窓・裂開の有無、根管治療の質との関連性について中心に画像評価を行っている。撮影の対象となる歯種が上顎前歯および上顎大臼歯・下顎大臼歯に集中する傾向があったため、特に症例数が不足している下顎前歯・下顎小臼歯について、症例数を確保するため研究対象となるCBCT撮影が行われた期間を広げ対応を行っている。また、急速に高齢化が進む中で、本邦での75歳以上の高齢患者についての調査データについての報告が少ないことから、上記のCBCTデータの中から75歳以上の患者データに対象を絞って、根尖病変の出現様相と根管治療の質の評価をCBCT画像を元に三次元的に解析することも検討している。
本年度は行った予備調査の結果を踏まえ、次年度はより詳細にデータの評価を行う予定である。また、学会等での結果報告を予定している(現時点では、日本歯科保存学会を予定している)。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

CBCTを用いた画像評価は本年度に引き続き継続して行う予定である。MRIを用いた画像評価については、依然として対象となる症例数が少ないため、まずはCBCTについてのみデータの解析を行う。その後MRIについて、当院口腔外科で撮影の必要があると判断された患者についても調査を行う予定である。

Strategy for Future Research Activity

CBCTについては、対象となる症例数が多く、また画像評価の信頼性を上げるため複数人での評価を行う必要があることから、画像評価およびデータ解析が煩雑になっている。評価項目の再設定等を再度検討し、データの正確性を確保の時間をかける必要があると考えている。

Causes of Carryover

全体として研究進捗状況がやや遅れており、その結果未使用分が生じている。翌年度も引き続き研究を行うとともに、学会等で研究発表を行う際に助成金を使用する予定である。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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