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2018 Fiscal Year Research-status Report

コロジオン膜を利用した積極的再石灰化療法の開発と審美応用への展開

Research Project

Project/Area Number 17K17144
Research InstitutionKanagawa Dental College

Principal Investigator

飯塚 純子  神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 講師 (00706484)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywordsエナメル質 / 表層下脱灰病巣 / 再石灰化 / コロジオン膜 / TMR
Outline of Annual Research Achievements

昨年度は平成29年度同様、コロジオン膜の半透膜作用の検討を行う予定であった。しかしながら、半年を経過し、材料として使用していたウシの歯の週齢数が変更となってしまった。これまで使用していた週齢数よりも幼弱なものとなってしまったことから酸の影響をより強く受けることを懸念し、基準となるエナメル質表層下脱灰病巣におけるベースラインの変更を行った。
これまで同様、ウシ下顎中切歯よりエナメル質片を切り出し、耐水研磨紙を順次に使用し#2,000まで研磨を行った。超音波洗浄の後、耐酸性バーニッシュにて被験歯面を作製した。エナメル質試料を8%Methocel MC gelとpH4.6の0.1mol/l乳酸液を用いて10日間脱灰し表層下脱灰病巣を作成した。脱灰量の測定並びに評価にはTransverse Microradiographyを用いた。
結果、以前使用していたウシエナメル質と比較しミネラル喪失量は増加し、表層もやや薄くなる傾向にあることが確認された。
同様の実験を数回繰り返し、安定したベースラインを再確認し設定したことまでで本年度は終了した。
今後は本年度設定したベースラインを使用し、研究計画を進めていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

昨年度、半年を経過した時点で材料として使用していたウシの歯の週齢数が変更となった。これまで使用していた週齢数よりも幼弱なものとなってしまったことから酸の影響をより強く受けることとなり、基準となるエナメル質表層下脱灰病巣におけるベースラインの変更を余儀なくされた。ベースラインの再設定のため追加実験を数回繰り返すこととなり、当初の計画を遂行することができす、遅れることとなった。
今後は、昨年度再度設定したベースラインを用いて研究を遂行する。

Strategy for Future Research Activity

これまで得られた結果を踏まえ、本応募課題であるコロジオン膜の半透膜作用の検証ならびにコロジオン膜の唾液侵入抑制と再石灰化に与える影響について検証していきたいと考える。

Causes of Carryover

(次年度使用額が生じた理由)
当初の実験計画より遅れたため、物品購入並びに発表回数等が減ったため
(使用計画)
遅延している実験計画を進める。また、可能であれば学外の機器を用いての分析も検討したいと考えており。その分析費にも充てたい。

  • Research Products

    (3 results)

All 2019

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] 初期エナメル質齲蝕に対する炭酸ガスレーザー照射後の耐酸性について2019

    • Author(s)
      飯塚純子、石澤将人、國松雄一、向井義晴、二瓶智太郎
    • Organizer
      日本歯科保存学会2018年度春季学術大会
  • [Presentation] ホワイトスポットに対するCO2ガスレーザー照射後の耐酸性について2019

    • Author(s)
      飯塚純子、國松雄一、向井義晴
    • Organizer
      日本歯科審美学会第29回学術大会
  • [Presentation] 炭酸ガスレーザー照射によるエナメル質表層下脱灰病巣の耐酸性効果について2019

    • Author(s)
      飯塚純子、向井義晴、二瓶智太郎
    • Organizer
      第30回日本レーザー歯学会総会学術大会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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