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2017 Fiscal Year Research-status Report

創傷治癒における間葉系幹細胞と口腔内細菌の関連性解析

Research Project

Project/Area Number 17K17183
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

下田平 直大  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (20710007)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2019-03-31
Keywords口腔内細菌
Outline of Annual Research Achievements

MSCは、Porphyromonas gingivalisのLPSにより炎症性サイトカインを産生することが報告されている。MSCは再生療法における有用な細胞ソースであるが、炎症反応が治療効果に与える影響を考慮することは口腔内における歯周外科やインプラント埋入手術に再生療法を応用する際にも必要である。手術後の創傷治癒時にもMSCが抗原である口腔内細菌と付着することで免疫応答が発生し様々な細胞因子や細胞の機能に変化が起こることが予想される。口腔内細菌Tannerella forsythiaの表層タンパク S-layerや、Aggregatibacter actinomycetemcomitans由来抽出タンパクは、血管内皮細胞炎症性サイトカインであるIL-6、MCP-1の発現誘導ならびに免疫系の細胞間相互作用を司る接着分子であるICAM-1とVCAM-1の発現誘導の傾向がある。しかしMSCを骨分化誘導時にどのような変化がみられるかは不明である点に着目し、研究代表者は本研究を始めることにした。
しかし、研究開始年度から代表者の所属が変わり研究体制が大きく変化した。研究代表者が得意とするT. forsythia、A. actinomycetemcomitans等の細菌を用いた実験は困難となった。そこで2名の研究協力者の力を借りることにより、口腔内細菌由来因子だけでなく抗菌性分子を用いた実験系に変更することにした。MSCを用いた骨再生メカニズムにおいてこれらの分子が及ぼす影響にターゲットを絞って、これから研究を進めていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究代表者の異動があり、研究環境が大きく変化した。限られた時間の中で成果を出すため、研究内容をin vitroに絞って研究を進めていく予定である。なお、これまで使用していた細菌実験室が使用できなくなったので新たに研究室のセットアップを行い、これから実験を行う予定である。

Strategy for Future Research Activity

限られた時間の中で成果を出すために研究協力者の方々との協力体制を強化して、研究内容をin vitroに絞って研究を進めていく予定である。

Causes of Carryover

実験計画を変更したため、使用する機材なども大幅に変化したため。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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