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2017 Fiscal Year Research-status Report

テリパラチド投与によるBRONJの新規治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 17K17285
Research InstitutionKyushu Dental College

Principal Investigator

坂口 修  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (00734584)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2019-03-31
Keywordsビスフォスフォネート / BRONJ / 顎骨壊死 / MRONJ / ARONJ / テリパラチド
Outline of Annual Research Achievements

過去にわれわれは、炎症の存在(大腿骨および下顎骨を穿孔し、凍結乾燥したA.aの局所投与)によって、顎骨だけでなく大腿骨にも骨壊死が起こるということを証明したBRONJモデルラットを作製している。その後、A.aから抽出したLPSを用いたBRONJモデルを作製、さらに骨粗鬆症モデルラットを用いたBRONJモデルの作製にも成功している。

今回、臨床で治療法としてすでに応用され、その有効性を示唆されているテリパラチドを同モデルに投与することでBRONJ治療モデルの作製およびそのメカニズム解明を目的に、病理組織学的に、また骨代謝マーカー等についても検討する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当研究室で開発したBRONJモデルラット(8週齢Wistar系雄ラットにBP製剤であるゾレドロン酸水和物0.1mg/kg/回を4週間腹部皮下注射する。最終投与から1週間後に、ジエチルエーテルで吸入麻酔を行ない、抱水クロラール3.5mg/kgの腹腔内注射による全身麻酔を施した後、下顎骨ならびに大腿骨を穿孔し、骨内にLPS(A.a(Y-4株)より分離したもの100μg/site)を充填する。4週間待機し、BRONJモデルが完成する。)を作製し、骨壊死を確認した。

次に臨床で治療法としてすでに応用され、その有効性を示唆されているテリパラチドを同モデルに投与することでBRONJ治療モデルの作製を行った。病理組織学的に、骨壊死モデルと比較して骨壊死範囲の縮小、新生骨の存在を認めている。

Strategy for Future Research Activity

今後は、N数を増やし、データ収集を行う。また骨代謝マーカー等についても検討する。

Causes of Carryover

(理由)今年度は本研究獲得以前に購入していたラット、物品を使用していることもあり、次年度使用額が生じたと考えられる。
(使用計画)今後は、N数を増やし、より多くのデータを収集するために順次ラットや必要物品を購入して、研究を進めていく予定である。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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