2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of transmucosal vaccine delivery formulation using GroEL-expressing lactic acid bacteria
Project/Area Number |
17K17296
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
濱野 美緒 (萩原美緒) 日本大学, 松戸歯学部, 助教 (60724820)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | GroEL / 歯周炎モデルマウス / 粘膜免疫 |
Outline of Annual Research Achievements |
歯周炎モデルマウスの系を応用して以下の実験を行った。 ①歯周病原性細菌(P. gingivalis, Tannerella forsythensis, Treponema denticola)を嫌気培養器内で培養した。②BALB/cマウスにrGroELと既存の粘膜免疫アジュバントの併用、又はGroELを発現させた乳酸菌を用いて舌下免疫を行った後、108CFUの混合菌を口腔感染させた。適切な条件はこれまでの実験結果を参考にし、予備実験を行って決定した。③口腔感染後の体重変化、下痢の有無などを観察。④最終感染から30日後に血清、及び粘膜分泌物(唾液、糞便)中の歯周病原菌特異的抗体価をELISA法にて測定した。⑤口腔感染による歯槽骨吸収の度合いを測定するために、マウスを安楽死することなくCT撮影が可能な小動物用のマイクロCTを用いて、歯槽骨の骨密度並びに歯槽骨吸収について経時的に解析した。⑥口腔感染による歯肉単核細胞(Gingival mononuclear cell)の動態を経時的に解析するために歯肉粘膜下固有層、頸部リンパ節を単離し、フローサイトメトリーにより明らかにした。更に、エフェクターT細胞(Th1, Th2, Th17, Treg)の発現頻度を解析した。⑦炎症状態を解析するために、歯肉粘膜組織を採取し、ELISA法により炎症性サイトカイン(IL-1β、IL-6、TNF-α)産生量とマイクロダイセクションを用いて炎症組織を切断・分離し、RNAを採取し、リアルタイムPCRにて解析した。⑧経時的変化を解析するために、混合菌最終感染から1、7、15、30日目に⑥、⑦で記載した解析を行った。
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Research Products
(2 results)