2017 Fiscal Year Research-status Report
抗菌薬の口腔内局所投与による食道がん術後肺炎の予防：多施設共同ランダム化比較試験
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17K17376
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| Research Institution | Nagasaki University |
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Principal Investigator |
川北 晃子 (宇田晃子) 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (10647241)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 食道癌肺炎予防 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
食道がん手術では術後肺炎の発症が問題となる。先行研究において周術期口腔機能管理により食道がんの術後肺炎を抑制しうることを明らかにしたが、術後嚥下障害を生じなかった患者では口腔管理により肺炎発症は抑制 できたが、術後嚥下障害を生じた患者では口腔管理の有効性は示されなかった。一方、口腔がん術後患者を用いたランダム化比較試験において、術後テトラサイクリン軟膏を2日間口腔投与すると創部感染予防効果があることも確認した。先行研究である、
Effect of perioperative oral care on prevention of postoperative pneumonia associated with esophageal cancer surgery: A multicenter case-control study with propensity score matching analysis.が報告された。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2017年、予備研究であるEffect of perioperative oral care on prevention of postoperative pneumonia associated with esophageal cancer surgery: A multicenter case-control study with propensity score matching analysis.がアクセプトされた。
各施設と研究条件について検討中である。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成29年度に引き続き、長崎大学病院の食道がん手術患者において、real time PCR法による口腔内細菌の測 定と、テトラサイクリントローチ口腔内投与による細菌抑制効果についてデータを収集する。テトラサイクリントローチ口腔内投与による食道がん術後肺炎発症抑制効果の検討
協力施設も含めた7施設において、食道がん手術患者を2群に割り付けを行い、術後肺 炎の発症について前向き調査を行う。平成30年12月にデータ収集を終了し、解析を行う。
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| Causes of Carryover |
物品費用が見込みよりも生じなかったため、翌年繰り越しとなった。
細菌数測定のため、細菌カウンターの定圧検体採取装置と、測定消耗品を追加購入する予定とする。
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