2020 Fiscal Year Research-status Report
メタゲノム解析を用いた口腔細菌における内頸動脈狭窄症に対する病原性の追求
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17K17381
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
宮久保 あや子 昭和大学, 歯学部, 助教 (50643706)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | メタゲノム解析 / 口腔内細菌 / 内頚動脈狭窄症 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、内頚動脈狭窄症と口腔内細菌叢との関連性を解明し、特異的口腔内細菌に対した効果的な周術期口腔機能管理のプロトコールを確立することを目的とする。 本年度の研究実績は、口腔内プラークと内頚動脈狭窄症の内膜に付着したプラーク及び血栓(アテローム性プラーク)のサンプル計54例からDNA抽出を行い、全ての細菌が持つとされている16SrRNA領域プライマーを設計し、PCR(V4領域の増幅)を行い、PCR産物を電気泳動し増幅物の有無を確認した。PCR産物陽性の検体は、何らかの細菌が存在する可能性が高く、追加で9例の検体の次世代シークエンスを行い、菌種の同定を行った。 得られた検査結果の分析と研究発表や論文作成を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
採取したサンプル54例のPCR産物から何らかの細菌が存在することが分かった検体9例を次世代シークエンスを用いて菌種の同定をおこなうために外部発注を行った。 しかし、新型コロナウィルスの影響で発注先の菌種同定に時間がかかり研究を進められなかった。 また、研究代表者の出産のため、研究の一時中断となった。
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Strategy for Future Research Activity |
次世代シークエンスで得られた結果を分析し、今後、研究報告を行うため論文や学会発表の準備を行う。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス蔓延のため研究が思うように進められなかった。 また、研究代表者が産休・育休を取得するため、研究が一時中断となった。
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