2022 Fiscal Year Annual Research Report
Utility of the portable hands-free NIR device on peripheral venous puncture
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17K17414
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Research Institution | The Japanese Red Cross Toyota College of Nursing |
Principal Investigator |
巻野 雄介 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (10635410)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 静脈穿刺 / 目視困難 / ウェアラブル静脈可視化装置 / 模擬穿刺 |
Outline of Annual Research Achievements |
目視できない静脈血管に対して、ウェアラブル型の静脈可視化装置を使用することで、ハンズフリーの状態で静脈血管の走行を視認することができる。そこで、ウェアラブル型静脈可視化装置を用いた際の静脈血管に対する穿刺位置の正確性を検証することを目的として実験を行った。A看護系大学の4年生47名を対象者とし、実験群と対象群に無作為に割り付け、目視できない静脈をもつ者の前腕に対して、実験群では静脈可視化装置(Veinsite)を使用して、対照群では装置を使用しないで、模擬の静脈穿刺(刃面を除去した穿刺針先端にインクを付けて穿刺部位をタッチする)を行ってもらった。模擬穿刺後、超音波画像診断装置を用いて模擬穿刺部位と静脈血管中央とのずれを計測し、穿刺部位のわかりやすさと静脈穿刺の難易度をVASにて評価してもらった。その結果、実験群では穿刺部位と静脈血管とのずれが対照群より有意に小さかった。また主観的にも実験群の方が穿刺部位がわかりやすく、難易度も低いという結果であった。静脈可視化装置を用いることで静脈穿刺がより正確に実施できる可能性が示唆された。
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