2019 Fiscal Year Research-status Report
Study on the employment needs of non-regular employment nurses
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17K17418
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Research Institution | Seitoku University |
Principal Investigator |
滝 恵津 聖徳大学, 看護学部, 講師 (70626001)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 非正規雇用看護師 / 多様な働き方 / 連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
非正規雇用看護師の就業ニーズを明らかにするために、非正規雇用看護師を対象にインタビュー調査を実施した。質的記述的に分析した結果、非正規雇用看護師の就業上のニーズは、再就業を決定してから今後の働き方を模索するまでの各時期に生じるニーズと、非正規雇用看護師の雇用形態の特性から生じるニーズがあった。 各時期に生じる就業ニーズのうち【再就業の決定】から【部署の選択・決定】の時期は「再就業に伴う不安」等を抱えており、非正規雇用看護師の働きたい思いや不安を傾聴し、キャリア継続の希望に沿う働き方を選択・決定できるような支援が求められる。また【離職後新たに就業を開始する時期】は「看護師としての技能の不安」等があり、非正規雇用看護師の戸惑いや不安を把握し、部署や個々の状況に応じた研修の機会、正規雇用看護師を含めた部署全体の気軽に相談できる雰囲気づくり等の支援が必要である。【今後の働き方を模索する時期】は「家庭と仕事の両立を維持しながら働き続けたい」等の思いがあり、適宜、非正規雇用看護師の思いを尊重し、家庭と仕事の両立を維持しながら今後の方向性を選択・決定していけるような情報提供等の支援が挙げられた。 非正規雇用看護師の雇用形態の特性から生じるニーズは、限られた時間・日数で就業するため「職務を全うしたい」思いと「家庭と仕事の両立への葛藤」等があり、師長による業務量や業務内容等の調整、非正規雇用看護師と正規雇用看護師が互いに連携する関係性の構築が必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
非正規雇用看護師の就業ニーズに関する質問紙調査の実施に遅れが生じている。先に実施したインタビュー調査の分析、質問項目および分析方法の再検討に予定を超える期間を要した。また、質問紙調査の対象としていた関東1都6県の病院において、新型コロナウイルス感染症による状況(休校措置による子どもをもつ看護師の出勤困難、患者対応による業務量の増大等)を考慮し、調査時期の再検討が必要となった。
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Strategy for Future Research Activity |
質問紙調査の実施時期は、新型コロナウイルス感染症の各地域における感染拡大の動向をふまえて判断する。調査対象を関東1都6県の病院と予定していたが、調査時期や調査地域の病院を変更する等の対応を検討する。 質問紙調査の結果は、協力をいただいた病院への報告および学会発表や論文の投稿を行う。
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Causes of Carryover |
非正規雇用看護師および正規雇用看護師等に対する質問紙調査が実施できていないため、次年度使用額が生じた。 今後の計画では、調査依頼書類の送付および質問紙回収にかかる郵送費、データ入力のための人件費、調査結果の報告および学会発表等にかかる旅費に使用する。
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Research Products
(1 results)