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2020 Fiscal Year Research-status Report

角膜移植レシピエントのQOL評価尺度の開発

Research Project

Project/Area Number 17K17443
Research InstitutionSaitama Prefectural University

Principal Investigator

金 さやか  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (50736585)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywords角膜移植 / レシピエント / QOL評価 / 心理尺度 / 尺度開発
Outline of Annual Research Achievements

角膜移植を受けたレシピエントのQOL評価尺度を目的とし、レシピエント261人への郵送による質問紙調査を行った。本人による回答であり、尺度案とSF-12全項目に欠損がないものを有効回答としたところ、106/132人のデータ(80.3%)が分析対象となった。
参加者の年齢は25~91歳(平均65.6歳 SD13.9)、性別は男女それぞれ53人、両眼移植経験者は32人(30.2%)、片眼移殖経験者は74人(69.8%)、移植回数は1~6回(平均1.8回 SD1.2)であった。移植後の経過期間は、6か月以上1年未満4人(3.8%)、1年以上3年未満8人(7.5%)、3年以上5年未満5人(4.7%)、5年以上10年未満25人(23.6%)、10年以上64人(60.4%)、移植後に合併症やトラブルを経験したことがある者は78人(73.6%)、ない者は26人(24.5%)だった。 SF-12 2PCS 身体的側面は、平均44.4標準偏差13.6、2PCS精神的側面は、平均52.5標準偏差8.8、EQ-5DLは平均0.83標準偏差0.14、K6 Scoreは平均4.1標準偏差4.3であった。
角膜移植レシピエントのQOL評価尺度案29項目をもとに、内容妥当性を検討し、天井効果とフロア効果がみられた14項目を除外した。探索的因子分析にて2因子14項目抽出した。項目間の相関が0.4以下であることと項目の内容を検討後8項目除外し、最終的に1因子5項目の尺度が完成した。クロンバックCronbach のα係数は .92となった。本尺度とSF-12の2CPS身体的側面の相関は .40、 2PCS精神的側面とは . 11であったが、EQ-5DLスコアの相関は .44、K6 Scoreとの相関は- .23であったことから、基準関連妥当性が証明された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

コロナウィルス感染拡大に伴い、予定通りのスケジュールで調査を実施できなかったため。

Strategy for Future Research Activity

本研究では、角膜移植レシピエントのQOL評価尺度を開発することを目的としており、尺度は完成することができた。
今後は、臨床場面での活用に向けて公表の準備を行う。

Causes of Carryover

専門家に尺度開発のコンサルトを予定していたが、調査の遅れによって当該年度での依頼ができなかったため。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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