2020 Fiscal Year Research-status Report
食道がん術後合併症予防のための自己学習用教材の開発
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17K17450
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
阿久澤 優佳 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (60768456)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 食道がん / 呼吸器合併症 / 術前指導 / 術前訓練 / セルフケア / モバイルアプリケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、7月に本研究の基盤となる「食道がん患者が捉えた術前指導-術後患者の語りから-」の質的研究結果を、第16回日本クリティカルケア看護学会学術集会にて発表した。また同内容を現在論文投稿し、査読を受けている段階である。 基盤となる上記研究内容と、術前指導や術後呼吸器合併症、モバイルアプリケーションに関する先行研究を基に、本研究のモバイルアプリケーション教材の内容について、博士後期課程の指導教官や術前訓練に精通している理学療法士、医師のスーパーバイズを受けながら、詳細の検討を行った。ノベルティゲーム用のスクリプトを用いて、モバイルアプリケーションの教材作成を行った。その結果、教材の概要としては、【現在の症状】【禁煙の効果】【咳のしかた】【深呼吸のしかた】【嚥下トレーニング】【ストレッチの方法】【コーチⅡの使い方】【口腔ケアのしかた】のコンテンツを設け、各コンテンツを文章および動画で学習出来るように内容を整えた。また、全てのコンテンツ内容を網羅しながら学習を進めていける【はじめから】のコンテンツと、繰り返し練習が必要な内容について、動画にあわせて繰り返し実践出来るよう【動画資料集】のコンテンツを設けた。 現在アプリケーションとしての申請を行っている段階であり、申請が承認され次第、60~70歳代の健常男性を対象としてプレテストを行っていく予定である。 プレテスト終了後、教材を用いた教育プログラムの開発を行い、患者対象とした介入を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度は博士後期課程での学習の中で、教材の内容を先行研究をもとに吟味し作成した。教材内容、シナリオを整え、モバイルアプリケーションのプログラミング入力まで完了し、申請手続きを行っている段階である。 申請に辺り、専門の業者を介していないためAppleとのやりとりが続いている状態であるが、アプリケーションの申請が許可されれば、プレテストの対象者の内諾はいただいていることから、早急にプレテストおよび教材の修正に移る予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在アプリケーションとしての申請を行っている段階であり、申請が承認され次第、60~70歳代の健常男性を対象としてプレテストを行っていく予定である。 プレテスト終了後、教材を用いた教育プログラムの開発を行い、患者対象とした介入を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
研究の進捗状況遅延により、教材開発が遅れていたため。教材プログラム完成の目処がたった2021年3月に、教材使用のためのデバイス購入を行った。今後、研究の進捗により、今年度中に使用していく予定である。
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Research Products
(1 results)