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2018 Fiscal Year Research-status Report

多胎支援における人口密度が低い地域ネットワークの試案

Research Project

Project/Area Number 17K17461
Research InstitutionAsahikawa Medical College

Principal Investigator

巻島 愛  旭川医科大学, 医学部, 助教 (30760996)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords多胎児 / 育児支援
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、39歳以下の若手研究者が一人で行う2017年度から2019年度までの3年間の計画を有する調査研究である。2年目までの実績は次の通りであった。
1年目では、2017年7月~2018年2月に研究環境の整備および上川中部地域での多胎児育児支援への「産前産後サポート事業」の活用状況についての情報収集、2018年1月~3月に倫理委員会受審のための準備を行い、承認後に行う調査を次のように計画した。
1) 上川中部地域で活動する多胎児サークルに所属する多胎児の母親に対して、その代表者に調査票配布を依頼し、無記名自記式調査を郵送法にて行う。2) 上川中部地域の多胎児出産を扱う総合病院の産科病棟および産婦人科外来の看護職に対して、その代表者に配付を依頼し、無記名自記式調査を郵送法にて行う。3) 上川中部地域の市町村勤務の保健師に対して、その部署代表者に配付を依頼し、無記名自記式調査を郵送法にて行う。
2年目では、2018年7月に倫理委員会受審および承認を経た、調査票および説明文書などを用いて、上記の計画を実施した。2019年1月~3月1-3)の調査票を代表者に配付を依頼した。配布数は、1) 49名、2) 62名、3) 34名であった。同時期に郵送法にて回収を行い、回収した回答は、1) 7名(回収率14.3%)、2) 35名(回収率56.5%)、3) 11名(回収率32.4%)であった。これは倫理委員会の承認を得たケース数にとどまった。調査票配布および回収を1~3月に行うことによって、配置転換や新人職員の影響からくる脱落を排除することができた。また、3年目に行う調査として、4)上川中部地域で活動するNPO法人所属の育児サポーターへの聞き取り調査を計画した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究の進行状況としては、倫理審査委員会での承認を得て、データ収集・分析の段階である無記名自記式調査票の配布を行い、郵送法による回収を得た状況である。配布は、上川中部地域で活動する多胎育児サークルのメンバー、病院勤務の看護職、市町村勤務の保健師に対して行い計画を順守するものであり、逸脱はなかった。

Strategy for Future Research Activity

今後は、調査計画として、上川中部地域で活動するNPO法人所属の育児サポーターへの聞き取りを行う予定であり、並行して郵送法にて回収したデータの点検とデータベース作成、分析を行う。分析は、倫理委員会の承認の通りとし、追加がある場合は、修正を届ける予定である。そして、4)の聞き取り調査も行ったうえで、直接サービスと間接サービスのプログラム開発・評価へすすめるものとし、研究結果の発表を国内および海外で行う準備を予定している。

Causes of Carryover

次年度使用額が生じた理由としては、研究者が緊急入院したため、予定していた学会参加ができなくなり、スーパーバイズを受ける機会がとれなかったことにより、旅費として計上していた使用分が次年度へ繰り越しとなった。
次年度は、学会参加とスーパーバイズを受けるための旅費として使用すること、また学会発表準備としてポスター印刷代、聞き取り調査のためのアルバイト代、消耗品購入などの使用を計画している。

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Published: 2019-12-27  

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