2017 Fiscal Year Research-status Report
血液透析受療中の高齢者の通院の実態と通院継続支援マニュアルの作成
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17K17499
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
松井 瞳 (森田瞳) 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (30569570)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 高齢者 / 家族介護者 / 血液透析 / 通院 / 介護 / 在宅 |
Outline of Annual Research Achievements |
「血液透析受療中の比較的軽度な要介護高齢者の通院・介護の実態および家族介護者のニーズに関する研究」を平成29年度より開始した。平成29年度は、文献検索および研究計画書の作成、倫理審査申請のための準備を行った。詳細は以下の通りである。 【1】質問紙調査票の作成のための文献検討と文献の整理 国内の高齢者および主介護者の通院の実態調査に関する文献を収集し、得られた知見を整理した。先行研究を整理し、当該研究における身体状態および認知状態の指標、調査項目を決めた。(1)血液透析受療中の高齢者の通院・介護の実態調査の先行研究、(2)血液透析受療者の通院・介護の実態と,家族介護者のニーズに関する先行研究、を中心に文献クリティークを実施し、本研究における研究の目的を「血液透析受療中の高齢者の要介護度別に、通院・介護ニーズ通院・介護の実態と家族介護者の明らかにする」こととした。 また研究方法として、調査対象者、選定方法、調査内容、使用する測定尺度の選定を行った。 【2】実態調査用の質問紙調査票の作成 計画【1】では先行研究に基づき作成した調査票をもとに、平成30年度はプレテストおよび本調査を実施する予定である。主介護者が回答しやすいように質問紙調査を工夫した。調査内容は、高齢者の対象背景、身体および認知状態に関する内容、通院上の困難に関する内容とその対処法、ニーズに関する内容である。まず質問紙調査票(案)を作成し、調査協力施設の高齢者および主介護者に試用してもらい質問項目を修正し、完成版を作成する。質問紙調査は平成30年度にプレ調査した後、修正し、本調査を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度は文献整理、研究計画書の作成の予定であったため、予定通りに進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度は、平成29年度に作成した研究計画書に基づき、倫理審査に申請予定である。 倫理審査承認後は、プレ調査を長野県内で実施し、その後、アンケート内容の修正を行い、本調査を全国調査として実施予定である。
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Causes of Carryover |
平成30年度は、プレ調査、本調査が実施されるため、印刷業者へのアンケート用紙の依頼、研究依頼のための出張費、謝金の発生、解析ソフトを購入予定のため、当初申請していた金額よりも決定額が減らされていたため、予算を繰り越すことにした。
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Research Products
(1 results)