2020 Fiscal Year Research-status Report
精神科救急外来での非自発的入院を防ぎ患者の主体性を維持するための支援方法の検討
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17K17501
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
梶原 友美 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (90706920)
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Project Period (FY) |
2018-02-28 – 2022-03-31
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Keywords | 精神科救急急性期 / 非自発的入院 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、欧米に比べ精神科アウトリーチが十分に発達していない我が国において、精神症状の急性期に、非自発的入院を防いだり、非自発的入院であっても、患者が可能な限り、強制力を認識せず、主体性を維持するための支援方法を実態調査をもとに検討することを目的としている。 R2年度は、10月に復帰後、倫理申請書類をもとに、2名の対象者にプレインタビューを行い、インタビューガイドを精錬させた。また、Covid-19の感染状況にも配慮し、オンラインでのインタビューも選択肢に入れた上で、3施設へのインタビュー調査依頼中である。 インタビュー対象施設を検討するにあたり、Covid-19の影響もあり、対象となる医療施設は多忙である。そのような中、対象者数を確保するため、当初の予定の大阪府下から、関西圏の精神科救急病棟を持つ精神科外来に対象を広げた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
育休復帰に伴う、研究体制の再構築と、Covid-19への配慮のため、インタビュー対象施設の検討に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
複数名の研究者に協力を得てインタビューを行うことを念頭に入れ、早急でかつ、可能な限り主観に左右されない、データ収集を心掛ける。オンラインでのインタビューも選択肢に入れ、感染対策へ配慮した上で、研究依頼を行う。
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Causes of Carryover |
育休復帰に伴う、研究体制の再構築により、研究が思うように進まず、研究費の使用額も少なかった。R3年度は、インタビュー調査と実態調査を可能な限り、早急に実施する。
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