2018 Fiscal Year Research-status Report
要介護高齢者の「強み」を活かした社会貢献への支援方法の提案
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17K17516
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Research Institution | Okinawa Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
砂川 ゆかり 沖縄県立看護大学, 看護学部, 助教 (00588824)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 要介護高齢者 / 社会貢献 / 強み / 支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、アクションリサーチにより、要介護高齢者が強みを活かし社会貢献できる存在になるための支援方法を提案することである。要介護高齢者には「長い人生のなかで培った強み」と「要介護状態になったからこそ得た強み」がある。しかし、要介護状態になったことでその強みが十分に活かされていないと考える。要介護高齢者がサクセスフル・エイジングに向かえるよう看護職者が支援し、埋もれている強みを見つけ、社会貢献に導く必要がある。そのため、社会貢献を発掘する支援を研究者(私)がアクションリサーチで取り組み、その支援方法を提案する。 今年度は複数の高齢者サービス事業所の管理者に研究の主旨を説明しつつ、研究参加候補者を把握し、要介護高齢者の同意を得て社会貢献への支援を開始した。要介護高齢者の生活背景や人とのつながりを捉えつつ、要介護高齢者の強みをアセスメントし、強みを活かした社会貢献への支援を行っている。現在は、要介護高齢者への支援を進めつつ、データ分析を行っている。 また、データ分析の視点を養うため、高齢者の生産性やケアリングに関する文献レビューを平行して進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究の取りかかりが遅かったことが理由である。現在は、研究参加者の同意が得られ、データ収集・分析を実施中である。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年4月~9月:データ収集・分析 2019年10月~1月:分析 2019年2月~3月:要介護高齢者の社会貢献への支援方法の提案、学会発表準備
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は以下の通りである。①データ収集のための必要な事務用品、②プロダクティブ・エイジング、ケアリングに関する書籍購入、③テープ起こしのための謝金、④データ収集のための旅費、⑤論文を作成するための英語要旨翻訳料。使用計画は①②は2019年5月、③④は2019年4月~11月、⑤は2月を予定している。
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