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2017 Fiscal Year Research-status Report

双極性障害における個別支援を取り入れた集団心理教育プログラムの開発と効果

Research Project

Project/Area Number 17K17518
Research InstitutionKyorin University

Principal Investigator

岡田 昌也  杏林大学, 保健学部, 助教 (90759854)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords精神看護学 / 双極性障害 / 心理教育
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、慢性的な経過をたどり、再発を繰り返す双極性障害の維持療法における心理社会的な介入として個別支援を取り入れた集団心理教育プログラムを実施し、効果的なプログラムを開発することを目的としている。なお、本研究で実施する集団心理教育プログラムは社会復帰を意識した患者にとって有益になるよう比較的短期間で実施できかつ、実現可能性の観点を考慮し週1回、9週間で終了できるものとしている。
平成29年度は実施する集団心理教育プログラムの作成、改変にあたり信頼性、妥当性を確保するため、研究協力者である医師、作業療法士、臨床心理士、看護師から専門的な助言を受けるとともに、類似する先行研究によるレビューを行った。先行研究のレビューの結果、うつ状態、躁状態の再発への効果や服薬アドヒアランスの改善への効果の報告から実施するプログラムの信頼性、妥当性の確認を行った。
またプログラムおよび研究調査の実施にあたり、実施施設への承諾とともに、プログラム実施施設の医師をはじめとする医療スタッフへプログラムの周知、運営および調査協力の依頼を行った。同時にプログラムを実施する講師・スタッフとして、研究協力者からの助言を受けるとともに、心理教育関連の学会や研修への参加を行った。その後、研究者の所属施設およびプログラム実施施設での研究倫理審査委員会へ申請を行い、承認を得たのちに研究参加者のリクルートを実施し、研究参加者が確保され次第プログラム実施およびデータの収集を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

平成29年度は研究協力者の助言や文献レビューなどから集団心理教育プログラムの作成、改編を行い、所属機関およびプログラム実施機関での研究倫理審査委員会への申請・承認ののち予備調査を実施予定であった。しかし、プログラム作成、改変およびプログラム実施・運営スタッフの確保や調整、研究倫理審査委員会への申請準備および承認を得るまでに一定の時間を要したため当初の計画よりも遅れを生じた。
上記進捗状況の遅れはあったが、プログラムの作成・改変作業を終え、研究者の所属施設およびプログラム実施施設の研究倫理審査委員会の承認を受け、研究参加者のリクルートを開始している。プログラム運営にあたるスタッフの調整も完了しており、研究参加者が確保され次第プログラム実施を予定している。

Strategy for Future Research Activity

本年度中に研究倫理審査委員会の承認を得ており、対象者のリクルートを開始している。プログラム実施にあたるスタッフの確保および調整も完了しており、次年度早期にプログラムを開始できる見込みである。

Causes of Carryover

本年度予定していたプログラムの作成改変作業において無償で助力いただける医療関係者が想定外にできたおかげで、人件費を削減できた。またプログラム実施場所での設備についても無償での貸与を受けられる物品があり、物品の新規購入に充てる費用を削減できた。
調査に要する旅費および人件費・謝金、データ整理や分析、プログラム実施に要する物品購入のための消耗品費、学会費等に充てる予定である。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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