2019 Fiscal Year Research-status Report
一般病床で看護師が行う先進的な身体拘束予防活動に関する研究
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17K17521
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Research Institution | Asahi University |
Principal Investigator |
桐山 啓一郎 朝日大学, 保健医療学部, 講師 (40790960)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 一般病棟 / 身体拘束最小化 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、研究の第2段階である先進的に身体拘束最小化活動を実践している精神看護専門看護師、老人看護専門看護師、認知症看護認定看護師各5名程度にインタビュー調査を実施した。対象者は、先行研究や雑誌等に掲載されている実践報告から選定した。専門看護師、認定看護師は、それぞれに先進的な身体拘束最小化活動を実践しており、インタビュー調査を行うことで、その活動の詳細(実践方法と効果)を明らかにすることができた。インタビュー調査の内容は、具体的な活動に加えて、活動に至るまでのプロセス、困難な点への具体的な対応とした。対象者らはそれぞれに独自の身体拘束最小化に向けた活動を実践しており、先行研究で明らかにされておらず先進的であると考えられた。また、精神看護専門看護師、老人看護専門看護師、認知症看護認定看護師の認定資格ごとにも活動の特色が見られたため、詳細に分析する予定である。全対象者の活動は、看護管理者の承認の下で実践されており、分析にあたっては、対象者単独の活動のみでなく、連携にも焦点化する。今年度はインタビュー調査を実践する段階でとどまっており、詳細な分析は次年度に持ち越すことにした。 また、第1段階の身体拘束の実態調査に関しては、昨年度までにデータ分析、学術集会での評価を終えた。今年度は総合病院精神医学に学術論文として投稿し、公表した。さらに、病棟単位の身体拘束の実態については、現在公表準備中であり、次年度の公表を目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
実践家へのインタビュー調査のため、同意取得及びインタビュー日程調整に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、データ分析を行い、公表を予定している。
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Causes of Carryover |
インタビュー調査日程の遅れに準じ、分析に遅れが生じたため、今年度予定額を使用できなかった。
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Research Products
(2 results)