2017 Fiscal Year Research-status Report
Development of a community-based group brief-intervention and evaluation of its long-term effectiveness in Kenya
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17K17555
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Research Institution | Tenri Health Care University |
Principal Investigator |
高橋 里沙 天理医療大学, 医療学部, 講師 (90596206)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 飲酒 / アルコール / FGD |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、第一段階として個人対象簡易減酒プログラムの質的評価の実施、第二段階としてその結果を踏まえて、集団を対象とした簡易減酒プログラムを地域住民とともに開発し、その中~長期的効果について検証することを目的とし、研究を計画した。質的評価は、第二段階の集団を対象にした簡易減酒プログラムの開発にあたり、非常に重要であり、前回の研究で実施した地域の飲酒特性、及び文化的背景を考慮してさらに地域で持続可能な減酒プログラムとして発展させるために有益な情報となる。 研究開始初年度は、研究の第一段階として、これまで実施してきた個人を対象にした減酒プログラムを質的に評価するため、プログラムに参加していた調査対象と、実際に介入者として参加者に簡易介入を実施したコミュニティーヘルスワーカー(CHW)に対しては、インタビューを、プログラムに参加した地域住民にたいしては、フォーカスグループディスカッション(FGD)を実施した。FGDは、①介入後の評価にて減酒に成功した参加者 ②介入後の評価にて変化がなかった又は、飲酒量の増加した参加者のグループに分かれて実施した。実際に、プログラムに関わったCHWからは、プログラムに介入者として関わって思ったこと、困難だと感じた点、成功したと感じた点、介入者として感じたこと、改善点などについて有益な情報をえることができた。 現在、入力したデータをもとに、それぞれ主題分析と内容分析を行っている。引き続き分析と取りまとめ、内容を反映させた集団を対象にして簡易減酒プログラムの開発を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データに関しては、収集できているが現在分析途中であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
質的調査の分析完了し、その結果を元に集団簡易減酒プログラムの最終的なプログラムを計画、実施する予定である。
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Causes of Carryover |
両替の際、為替の関係で、端数が残ったため。
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