2019 Fiscal Year Research-status Report
Development of a community-based group brief-intervention and evaluation of its long-term effectiveness in Kenya
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17K17555
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Research Institution | Tenri Health Care University |
Principal Investigator |
高橋 里沙 天理医療大学, 医療学部, 准教授 (90596206)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 飲酒 / アルコール / アフリカ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、個人対象簡易減酒プログラムの質的評価結果をふまえて、集団を対象とした簡易減酒プログラムを地域住民(当事者)と共に開発し、その中~長期的評価を検証することを目的に計画した。 今年度は、ベースライン調査、参加者のリクルート、介入と初回の評価を予定していた。ベースライン調査から初回の介入は実施できたが、それ以降の介入時期がCOVID-19の感染拡大が重なり、集団での介入を予定しいたことから参加者を予定通り集めることが困難になった。また、参加者の中には、少人数でも集まりたくない、調査員の訪問等も望まない方も多く、予定していた介入が実施できない状況であった。介入者のトレーニング等は終了することができたが、実践できない状況にあり、短期評価については、電話連絡にて実施した。 感染症が広がることや、人が集まることができなくなることは予想しておらず、訪問や少人数で介入スタイルを変えたとしても、現状では感染症に対する恐怖から参加するという対象者が激減するため、COVID-19の感染状況が収まるまで、介入の再開を見送ることが適切ではないかということになった。初回のみが終了し、当初の介入が予定通りできないため、今後継続して、遅れながら介入を再開するのか、また、初回から介入をやり直すのか、現地の協力者と協議して、修正していく必要がある。 調査国では、感染拡大地域の移動制限、及び国際線の就航がすべて停止されており、今後の調査国政府の決定を注視しながら、介入再開時期を考える必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度の予定がすでに、遅れていたにも関わらず、COVID-19の影響により渡航できず、予定していた介入が延期になったため。調査国では現在、国際線はすべて停止しており、感染流行地では厳しい移動制限が設けれている。調査地域は、感染症流行地ではないが、集団であつまることができず、安全上の理由から、調査対象者の同意も得られないため。
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Strategy for Future Research Activity |
延期される期間によっては、対象の村を変更し、介入を初回からやり直すことも考慮しなければならないと考える。現地の協力者と検討し、感染拡大状況や調査国の方針を見極めながら、今後の予定について考える必要がある。調査国では、感染拡大地域の移動制限、及び国際線の就航がすべて停止されており、今後の調査国政府の決定を注視しながら、介入再開時期を考える。再開できるようであれば、延期している介入を実施し、評価する。
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Causes of Carryover |
研究予定より遅れているため。 COVID-19の状況状況が改善したら、遅れている介入、評価を実施していく。
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