2021 Fiscal Year Research-status Report
実践コミュニティ間の越境をともなった日本語学習者の学びに関する基礎的研究
Project/Area Number |
17K17606
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
島崎 薫 東北大学, 文学研究科, 准教授 (70746966)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 越境的学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、海外の日本語学習者がどのように複数の実践コミュニティを行き来しながら、 日本語を使用し、学びを深めているのかを「越境」の理論を使って、明らかにするための基礎的研究である。複数のコミュニティや文脈、状況を行き来しながら学ぶ「越境」は、1つのコミュニティや文脈、状況での学びと異なるとされている。1つのコミュニティや文脈、状況での学びでは、そこで価値のあるスキルや知識が熟達するのに対し、越境を伴う学びでは考え方が変わったり、物の見方が変わったりすると考えられている(香川 2015)。2021年度は、コロナ禍で計画していたデータ収集ができず、また自身の産前・産後休業、育児休業などにより、これまで分かった知見をまとめるという作業も十分に行うことができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナの影響でデータ収集が予定通り実施できず、また自身の産前・産後休業、育児休業のため作業時間を十分に確保できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究でこれまでに得られた知見をまとめる。
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Causes of Carryover |
産前・産後休暇、育児休暇の取得のため、十分な作業時間を確保できず、研究を進めることができなかったため。2022年度は、2021年度に実施できなかった分を実施する。
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Research Products
(1 results)
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[Book] ともに生きるために : ウェルフェア・リングイスティクスと生態学の視点からみることばの教育2021
Author(s)
尾辻恵美, 熊谷由理, 佐藤慎司, Heinrich, Patrick, 宇都宮裕章, 義永美央子, 嶋津百代, 古市 由美子, 島崎薫, 松田真希子, 木村多恵子
Total Pages
299
Publisher
春風社