2019 Fiscal Year Annual Research Report
Novel approach on obesity risk stratification by combining human gut microbiome and genetic predisposition
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17K17614
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
中村 翔 神奈川県立保健福祉大学, ヘルスイノベーション研究科, 講師 (00740656)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 腸内細菌叢解析 / 肥満 / 遺伝的リスクスコア |
Outline of Annual Research Achievements |
平成31年度・令和1年度年度では、前年度までにすでに収集を行っていた血液検体とベン検体の収集を継続して、神奈川県みらい未病コホート研究のベースライン調査に相乗りする形式で実施し、昨年度まで同様にコホート生体試料支援プラットフォームの支援を受けてこれを実施した。昨年度末時点での神奈川県みらい未病コホート研究の協力者数は1601名となっている。 このうち、本研究に必要な腸内細菌叢解析を実施できたものは、最終的に171名であった。ジャポニカアレイにてジェノタイピングを実施できたのは、192名であり、このうち96名について肥満の遺伝的リスクスコア計算に必要なジェノタイプインピュテーションを完了し、既報の日本人におけるgenome wide association studyの結果からmulti-locus genetic risk scoreを計算した。 これらの、腸内細菌叢解析結果、およびmulti-locus genetic risk scoreを用いて、それぞれの組み合わせとBMIとの関連を解析することができた。しかしながら、本研究でのプレリミナリーな結果では不十分と考えられる部分も存在するため、神奈川県みらい未病コホート研究において引き続き腸内細菌叢解析を継続して実施できるように調整を進めている。これが実現することによって、本研究の成果も応用しつつ、腸内細菌叢解析と遺伝的リスクスコアの組み合わせによる、肥満リスクの層別化をより精緻化させ臨床応用につながる結果を創出することができると考える。
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Remarks |
現在、査読付きの英文誌への学術成果の公表準備中。
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