2020 Fiscal Year Research-status Report
明治大正期の町村役場文書のデジタルデータの作成と公開に関する研究
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17K17617
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
徳竹 剛 福島大学, 行政政策学類, 准教授 (80625658)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 近現代史 / アーカイブズ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は明治・大正期の町村役場文書の件名目録を作成し、史料写真をWeb公開することによって、史料を活用できる環境を整備すること、およびその方法を提案することを目的とするものである。その際には、小規模な文書館等でも可能であるように、ローコストで手間の掛からない方法となるように意識することとしている。具体的に検討対象とする史料は、福島大学附属図書館所蔵の福島県双葉郡の町村役場文書である。 2020年度は、新型コロナの感染拡大の影響を受けて、研究場所の利用制限があったこともあり、文書の撮影と件名目録の作成、個人情報の有無のチェックなど、アルバイトを雇用しての作業を実施することができなかった。一方、個人情報の公開基準については、先行研究・事例の収集等を通じて一定の結論を導くことができたと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画では、2020年度をもって研究終了となる予定であったが、新型コロナの影響を受けてアルバイトを雇用しての作業ができなかったため、研究終了に至ることはできず1年の延長を申請することとなった。21年度は、20年度にできなかったことを実行に移したい。
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Strategy for Future Research Activity |
文書の撮影、件名目録の作成、個人情報の有無のチェックなどの作業を、アルバイトを雇用して遂行する。また、資料画像を公開する環境を整え、あるいは資料画像を公開する上での課題を洗い出し、その方法について提言できるよう考察を深める。 すでに作成が終了している件名目録については、公開に向けた校訂作業を進め、印刷・発刊する。
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Causes of Carryover |
新型コロナの感染拡大により、アルバイトを雇用できなかったため、予定していた人件費を使用することができなかった。今年度はアルバイトの確保に努め、研究を遂行できるようにしたい。
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